プロジェクトの設定

「設定 (Settings)」ダイアログを開くには、ツールバーの「設定 (Settings)」をクリックするか、[F2] を押します。

スタートタイム (Project Start Time)

プロジェクトの開始時間を表示します。ここで指定する値が、ルーラーの開始値として表示されます。表示形式として、時間、分、秒、フレーム (HH:MM:SS:FF) を使用します。

長さ (Project Length)

プロジェクトのタイムラインの長さを表示します。表示形式として、時間、分、秒、フレーム (HH:MM:SS:FF) を使用します。

補足

録音時間がこの長さを超えると、プロジェクトの長さは自動的に伸びます。録音データが失われることはありません。

サンプリングレート (Sample Rate)

録音のサンプリングレートを指定します。

補足

このサンプリングレートはオーディオデバイスのサンプリングレートと一致している必要があります。

録音ファイル形式 (Record File Type)

録音ファイルの形式を選択します。

4 GB を超える録音に対しては、EBU RIFF 64 規格が使用されます。FAT 32 ハードディスクを使用している場合は、オーディオファイルが自動的に分割されます。

以下のファイル形式を使用できます。

• 最もよく使われる形式は 「Broadcast Wave ファイル (Broadcast Wave File)」 です。この形式は、音質の劣化なしに、タイムコードポジションやアーティストなどのメタデータを格納できます。

• 録音したファイルを使用するシステムが Broadcast Wave ファイルをサポートしていない場合は、「Wave ファイル (Wave File)」を選択します。Wave 形式では、48 kHz で 4 時間を超えるファイルを録音できないので注意してください。

• 「Wave 64 ファイル (Wave 64 File)」では 4 GB を超える録音がサポートされています。ただし、この形式はあまり広くサポートされていません。

録音ビット解像度 (Record Bit Resolution)

録音ファイルのビット解像度を選択します。

• 「16 Bit」にすると、ファイルサイズを小さくできます。非常に低い分解能でオーディオを録音すると、音質に影響する場合があります。

• 「24 Bit」は、最もよくつかわれる解像度です。

• 「32 Bit Float」を使用すると、最高の音質でポストプロダクションに進むことができます。この設定は、録音したファイルを Nuendo システムで処理する場合におすすめです。

フレームレート (Project Frame Rate)

プロジェクトのフレームレートを選択します。

プロダクション中に録音をビデオと同期したい場合は、互換性のあるフレームレートを選択します。録音中に Nuendo Live がタイムコード情報を受信した場合、この値は自動的に設定されます。

初期設定に戻す (Restore Default Setup)

設定を初期設定に戻し、有効になっている入力ポートごとに 1 つずつオーディオトラックを割り当て、すぐに録音できる状態にします。有効な入力ポートの数によって、新しいトラックが作成されたり、余分なトラックが削除されたりします。