トラックを読み込む

Nuendo または Cubase の別のプロジェクトやトラックアーカイブから、トラックを読み込むことができます。これにより、プリミックスされたトラックやステムをアクティブなプロジェクトに読み込んだり、前のプロジェクトのミックス設定を新しい曲に再利用したりできます。

アクティブなプロジェクトに新規トラックを作成するか、既存のトラックのデータを置き換えるかをトラックごとに設定できます。読み込むプロジェクトとアクティブなプロジェクトの両方で同じトラック名を使用している場合は、一致するトラックを読み込み先として自動的に選択できます。トラックイベントだけを読み込むか、トラック設定だけを読み込むか、オートメーションデータを含めるかどうか、またはすべてのトラックデータを読み込むかを選択できます。

補足

トラックのオートメーションの読込/書込ステータス、録音可能、モニタリング、ミュート/ソロ、表示/非表示の設定は読み込まれません。

元のプロジェクトで Sends、出力ルーティング、クイックリンク、または VCA フェーダーを使用して互いに関連付けられた複数のトラックを読み込んだ場合、これらの関係はアクティブなプロジェクトでも保持されます。

補足

アクティブなプロジェクトに元のプロジェクトと同じ名前のルーティング先が含まれている場合、読み込まれたトラックもそれに応じて接続されます。

トラックタイプに応じて、以下の読み込みルールが適用されます。

Audio トラック、インストゥルメントトラック、MIDI トラック、サンプラートラック、VCA トラック、グループトラック、エフェクトトラック、フォルダートラック
  • 読み込み先として「新規トラック (New Track)」を選択した場合は、アクティブなプロジェクトに新規トラックが作成されます。このトラックには、トラックバージョンを含め、読み込まれたすべてのトラックデータが含まれます。

  • 読み込み先として既存のトラックを選択した場合は、読み込まれたトラックデータがこのトラックに適用されます。

    イベントまたはパートを既存のトラックに読み込んだ場合、アクティブなプロジェクトの既存のトラックバージョンは保持され、元のプロジェクトのトラックバージョンが追加されて新しいトラックバージョンが作成されます。

    フォルダートラックを既存のトラックに読み込んだ場合、このトラックの内容は、読み込まれたフォルダートラックに含まれるトラックで完全に置き換えられます。

マーカートラック
  • 読み込み先として「新規トラック (New Track)」を選択した場合は、新規マーカートラックが作成されます。プロジェクトにすでに 32 個のマーカートラックがある場合、別のプロジェクトからマーカートラックを読み込むことはできません。この場合は、まず既存のマーカートラックを削除する必要があります。

  • 読み込み先として既存のマーカートラックを選択した場合は、読み込まれたトラックデータで既存のトラックデータが置き換えられます。

コードトラック
  • 読み込み先として「新規トラック (New Track)」を選択した場合は、コードトラックが作成されます。プロジェクトにすでにコードトラックが含まれている場合は、読み込まれたコードトラックで置き換えられます。

  • 読み込み先として既存のコードトラックを選択した場合は、読み込まれたトラックデータで既存のトラックデータが置き換えられます。

ビデオトラック
  • 読み込み先として「新規トラック (New Track)」を選択した場合は、新規ビデオトラックが作成されます。プロジェクトにすでに 2 個のビデオトラックがある場合、別のプロジェクトからビデオトラックを読み込むことはできません。この場合は、まず既存のビデオトラックを削除する必要があります。

  • 読み込み先として既存のビデオトラックを選択した場合は、読み込まれたトラックデータで既存のトラックデータが置き換えられます。