バージンテリトリー vs 初期値

パラメーターを初めてオートメーション化する際、Nuendo は「初期値」、または「バージンテリトリー」のどちらかを使用します。

オートメーションデータがまだ何もないパラメーターに初めてオートメーションデータを書き込んだ場合、オートメーションパス (書き込み) を開始した瞬間の値が初期値として保存されます。オートメーションパスをパンチアウトすると、パラメーターはこの初期値に戻ります。つまりこの場合、一度初期値が設定されると、このパラメーターは完全に (このトラックのプロジェクトのすべてのタイムコードポジションに渡って) オートメーション化されます。オートメーションパスが 2 秒間しか続かなかった場合も同様です。コントロールから手を放すと、オートメーションカーブに定義された値に戻ります。これは再生停止時も同様です。

「Virgin Territory を使用 (初期値なし) (Use Virgin Territory)」をオンにすると、オートメーショントラックにオートメーションカーブは表示されず、実際にオートメーションパスの書き込みを行なった場所だけにオートメーションデータが表示されます。1 回のオートメーションパスの終了後、最後のオートメーションイベントの右側はバージンテリトリーとなっているはずです。