HALion Sonic SE 3.3.0

表記規則
本書では、表記上およびマークアップの要素を使用して説明しています。
プログラムのバージョン
HALion Sonic SE には 2 つのバージョンがあります。1 つは Steinberg 製 DAW と一緒にインストールされるもので、もう 1 つは Steinberg Web サイトから無償でダウンロードできるものです。
Steinberg 社の Web サイトへのアクセス方法
コントロールパネルの右上にある Steinberg ロゴをクリックすると、追加情報やヘルプを参照できるポップアップメニューが表示されます。
マニュアルについて
マニュアルはオンラインで確認でき、steinberg.help から PDF 形式でダウンロードできます。
設定
無償バージョンの HALion Sonic SE は、さまざまなホストアプリケーションのプラグインとして使用できます。
ウィンドウについて
HALion Sonic SE ウィンドウはいくつかの主要なセクションに分かれています。
ボタン
HALion Sonic SE には、「On/Off」ボタンとプッシュボタンの 2 種類のボタンが備わっています。
値フィールド
キーボードやマウスを使用して、値フィールドに値を入力したり値を編集したりできます。キー範囲やルートキーを入力する場合は、外部 MIDI キーボードを使用します。
キーボードショートカットの使用
プリセット
HALion Sonic SE には 2 種類のプリセット (セクション/モジュールプリセットと VST プリセット) が用意されています。セクションおよびモジュールのプリセットは、HALion Sonic SE パネルにある特定のコンポーネントの設定を保存したりロードしたりできます。VST プリセットには、プラグインの完全な状態を復元するために必要なすべての情報が含まれています。
プラグイン機能セクション
ウィンドウの上部にあるプラグイン機能セクションでは、現在ロードされているプログラムと、プラグイン全般の両方に影響を及ぼす機能にアクセスできます。
プラグイン名と Steinberg ロゴ
ツールバー
パフォーマンスコントロール
パフォーマンスセクションは、ウィンドウの下部に表示されます。
クイックコントロール
クイックコントロールを使用すると、プログラム内のどのパラメーターでもリモートコントロールできます。
Trigger Pads
トリガーパッドを使用して、1 つのノートまたはコード全体をトリガーしたり、FlexPhraser またはアルペジエーターのバリエーションを切り替えたりできます。
「Options」ページ
サウンドの管理
ここでは、HALion Sonic SE でさまざまな種類のサウンドファイルをロード、保存、および管理する方法について説明します。 Steinberg 製 DAW に付属する HALion Sonic SE をお使いの場合、このプログラムに付属するサウンドはプログラム、レイヤー、マルチのいずれかの形式で使用できます。
プログラム、レイヤー、マルチ
プログラムのロード
HALion Sonic SE では、Steinberg 製 DAW および VST Sound Instrument Set に付属するプログラムコンテンツや、HALion 6 で作成された互換性のあるユーザーコンテンツをロードできます。
スロットラック
スロットラックには 16 個のスロットがあり、各スロットにプログラムを割り当てることができます。つまり、16 個のプログラムを同時に編集できます。
ファイルのロードと管理
MediaBay を使用して、さまざまなファイルタイプの管理、選択、ロードを行なえます。
プログラムの編集
プログラムとそのレイヤーの設定は「Edit」ページで行なえます。
初期プリセットの編集
HALion Sonic SE でお使いいただけるコンテンツは、お使いの Steinberg 製 DAW やグレードによって異なります。使用できるプログラムやレイヤーはバージョンによって異なりますが、これらはすべて同じ「Macro」ページ上で使用されます。
付属のインストゥルメント
お使いの Steinberg 製 DAW やグレードによっては、バーチャルアナログシンセサイザーの Trip と、ウェーブテーブルシンセの Flux という 2 つのインストゥルメントを使用して作成された追加のインストゥルメントを使用できます。
Trip
Trip は、3 つのオシレーター、サブオシレーター、リングモジュレーター、およびノイズジェネレーターを搭載したバーチャルアナログシンセサイザーです。
Flux
Flux は HALion のウェーブテーブルシンセシスを使用するウェーブテーブルシンセです。Flux には、クラシカルサブオシレーターとフレキシブルノイズジェネレーターという 2 つのメインウェーブテーブルオシレーターがあります。
「Automation」ページ
割り当て済みのすべてのオートメーションパラメーターが「Automation」ページに表示されます。
オートメーションの設定
「MIDI」ページ
「MIDI」ページでは、HALion Sonic SE の MIDI スロットパラメーターを設定できます。
MIDI コントローラー
各スロットのボリューム、パン、ミュート、ソロ、FX 1–4 Send とクイックコントロールのパラメーターを MIDI コントローラーに割り当てることができます。スロットパラメーターに加えて、AUX FX のパラメーターおよびほとんどの編集パラメーターも割り当てることができます。
「Mix」ページ
「Mix」ページでは、HALion Sonic SE のオーディオパラメーターを設定できます。このページには、AUX エフェクト Send や出力セレクターに加えて、レベルとパンの設定があります。出力レベルをモニタリングするために、それぞれのスロットはレベルメーターも備えています。
エフェクトの使用
スタンドアローンバージョンプラグインの使用
無償バージョンの HALion Sonic SE は、ホストアプリケーションから独立して使用できます。
環境設定
スタンドアローンバージョンの HALion Sonic SE は、「Plug-In Preferences」ダイアログでさまざまな設定を行なえます。
「Plug-In Preferences」ダイアログ
「Plug-In Preferences」ダイアログには複数のページがあり、以下の設定を行なえます。
MIDI 入力とオーディオ出力の選択
スクラッチパッド
スクラッチパッドを使うと、スタンダード MIDI ファイル形式の MIDI ファイルを録音/再生できます。既存の MIDI ファイルをロードしたり、独自のファイルを録音して保存したりできます。
MIDI ファイルのロード
スタンダード MIDI ファイル形式 (ファイル拡張子 .mid) の MIDI をロードできます。
MIDI ファイルの保存
マスターボリューム