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新機能
以下のリストは HALion の最も重要な改善点をお知らせするもので、対応する説明へのリンクがあります。
本書は、Steinberg 製品である HALion のオペレーションマニュアルです。HALion のすべての機能について詳しく紹介しています。
表記規則
本書では、目的に応じて、構造上の要素やマークアップの要素を使用して情報を説明しています。
お問い合わせ方法
コントロールパネルの右上にある Steinberg ロゴをクリックすると、お問い合わせ方法やヘルプに関する情報が記載されたポップアップメニューが表示されます。
マニュアルについて
マニュアルは http://www.steinberg.help で確認できます。
設定
HALion は、多数のホストアプリケーションのプラグインとして使用できます。ホストアプリケーションによっては、追加の設定が必要になったり、設定可能なパラーメーターや出力数に制限があったりする場合があります。
HALion には、柔軟かつ詳細にカスタマイズできるウィンドウ管理オプションがあります。ウィンドウにエディターを並べたり、ウィンドウセクションをタブ表示したりできます。また、作業用に複数の個別ウィンドウを構成することもできます。各ウィンドウおよびウィンドウセクションのサイズは、個別に調節できます。これによって、画面領域を最大限に活用できます。
設定オプション
設定オプションを使用してコントロールパネルを構成できます。
ビューとタブの操作
タブとビューの追加や移動、およびサイズ変更によりコントロールパネルを構成できます。
使用可能なエディター
エディターでは、HALion およびそのプログラムとモジュールのパラメーターにアクセスできます。
スクリーンセット
コントロールパネルの設定をスクリーンセットとして保存できます。これにより、さまざまなワークフローや編集状況に合わせて HALion を設定できます。
追加ウィンドウを開く
プリセットをベースに新しいウィンドウを開いたり、既存のビューやタブをウィンドウの外にドラッグして新しいウィンドウを作成したりできます。
ウィンドウのロック
追加ウィンドウを開くと、HALion には選択されているプログラム、レイヤー、ゾーンなどの設定が表示されます。このように、すべてのエディターと追加ウィンドウには同じオブジェクトに関連した内容が表示されます。ただし、たとえば、2 つのゾーンまたはレイヤーのパラメーターセットを比較するために、ウィンドウごとに別々のオブジェクトを表示する必要がある場合があります。これは、ウィンドウをロックすることで実現できます。
フォーカスの設定
どのビュー、ウィンドウ、またはタブにフォーカスが設定されているかを知ることは重要です。キーボードショートカットなどの操作は、ウィンドウのフォーカスが設定されているセクションに適用されます。フォーカスが設定されているビューは、青色の枠で示されます。
ホーム画面
HALion がロードされてユーザーインターフェースが開くと、ホーム画面が表示されます。このウィンドウは、新規にプロジェクトを開始するたびにウィンドウを一から設定する必要がないように、作業の適切なスタート地点を提供してくれるものです。
いくつかのコントロールと概念は、プログラム全体に共通しています。たとえば、プリセットはいくつかの異なるセクションとコンテキストで使用できますが、その使用方法は常に同じです。
ノブとスライダー
ノブおよびスライダーには、単方向性のものと双方向性のものがあります。レベル値など単方向性の値は、最小値から始まり、最大値まで上げることができます。双方向性のコントロールは中央位置から始まり、左に動かすと負の値、右に動かすと正の値になります。
複数選択とパラメーターコントロール
ボタン
HALion には、「On/Off」ボタンとプッシュボタンの 2 種類のボタンが備わっています。
値フィールド
キーボードやマウスを使用して、値フィールドに値を入力したり値を編集したりできます。キー範囲やルートキーを入力する場合は、外部 MIDI キーボードを使用します。
「Key Commands」ダイアログ
「Key Commands」ダイアログでは、HALion のメインメニューや機能のキーボードショートカットを表示および編集できます。
プリセット
HALion には 2 種類のプリセット (セクション/モジュールプリセットと VST プリセット) が用意されています。セクションおよびモジュールのプリセットは、HALion パネルにある特定のコンポーネントの設定を保存したりロードしたりできます。VST プリセットには、プラグインの完全な状態を復元するために必要なすべての情報が含まれています。
ツールバーおよび「Options Editor」のプラグイン機能セクションには、HALion のグローバル機能と設定があります。
プラグイン機能セクション
ウィンドウの上部にあるプラグイン機能セクションでは、現在ロードされているプログラムと、プラグイン全般の両方に影響を及ぼす機能にアクセスできます。
プラグイン名と Steinberg ロゴ
プラグインのバージョンやビルド番号に関する情報を確認するには、プラグインロゴをクリックします。クリックすると、バージョン情報画面が開きます。バージョン情報画面を閉じるには、その画面をクリックするか、コンピューターのキーボードの [Esc] を押します。
ツールバー
プラグイン機能セクション下のツールバーには、マルチプログラムをロードするため、さまざまなスクリーンセットを切り替えるため、ホーム画面を開くため、多様で便利なグローバル機能のための各種コントロールがあります。
キーボードエディター
キーボードエディターには、ホイールコントロール、スフィアコントロール、および内部キーボードが含まれます。
クイックコントロール
クイックコントロールを使用すると、プログラム内のどのパラメーターでもリモートコントロールできます。
オプションエディター
オプションエディターには、パフォーマンスの最適化、グローバル機能、MIDI コントローラーなどに関するグローバル設定が含まれます。
AI ノブのサポート
HALion は、Steinberg 社の CC121、CI 2、CI2+ などにある AI ノブを使用してコントロールできます。
プログラムのパラメーターであってもグローバルパラメーター (AUX エフェクトなど) であっても、HALion のほとんどのパラメーターは、ホストアプリケーションでオートメーションできます。
オートメーションパラメーター
オートメーションエディター
オートメーションエディターには、割り当てられたすべてのオートメーションパラメーターが表示されます。
オートメーションの設定
デフォルトでは、一部のスロットのパラメーターは「Mute」、「Solo」、「Volume」、「Pan」、「Program Change」などのオートメーションパラメーターにあらかじめ割り当てられています。プログラムをロードすると、8 つのクイックコントロールとスフィアコントロールのオートメーションパラメーターが自動的に追加されます。
さまざまな種類のサウンドファイルのロード、保存、および管理を行なえます。
プログラム、レイヤー、マルチプログラム
HALion にはさまざまなファクトリープリセットが付属するとともに、他の Steinberg コンテンツ、ユーザー作成コンテンツ、サードパーティ製ライブラリーをロードできます。
VST サウンドの登録
VST サウンドコンテナのコンテンツを使用するには、コンテナを MediaBay に登録する必要があります。
プログラムとレイヤーのロード
プログラムやレイヤーのロードは、プログラムツリー、MediaBay または Browser、スロットラックへのドラッグアンドドロップ、およびプラグインの各エリアにある各種コンテキストメニューから行なえます。
「Load」ダイアログ
「Load」ダイアログでは、プログラム、レイヤー、マルチプログラムをロードできます
スロットラック
スロットラックには 64 個のスロットがあります。各スロットにはプログラムを 1 つ割り当てることができ、つまり 64 個のプログラムを同時に制御できます。
ファイルのロードと管理
MediaBay と Browser を使用して、さまざまなファイルタイプの管理、選択、ロード、プレビューを行なえます。
General MIDI ファイルの使用
HALion では General MIDI (GM) 形式のファイルを再生できます。
マッピングエディターを使って、サンプルのマッピングを手動で編集できます。マッピング機能は、キー範囲、ルートキー、ベロシティー範囲などの情報に基づいています。
マッピングエディター
マッピングエディターでは、プログラム内のゾーンの分布を表示して編集できます。
マッピングエディターのコンテキストメニュー
サンプルゾーンとルートキー
ゾーンのデフォルトのピッチ、つまり、移調なしでゾーンが再生されるときのキーを決定します。サンプルには、サンプルファイルに組み込まれたルートキー情報を含めることができます。サンプルをロードすると、対応するキーに自動的にマッピングされます。
ゾーンの移動
フェードとクロスフェードの作成
キー範囲とベロシティー範囲の設定
ズーム
マッピングエディターは、キーボードとベロシティースケールの 2 つの方向でズームおよびスクロールできます。
ゾーンの選択
ドラッグアンドドロップを使用した単一のサンプルのインポート
ドラッグアンドドロップを使用した複数のサンプルのインポート
プログラムとレイヤーのサウンドエディターでは、プログラムまたはレイヤー全体にグローバルに設定されるパラメーターを設定できます。たとえば、ピッチを移調したり、レベルやパンを調整したり、発音をキーボードの特定の領域に制限したりできます。
セクションの管理
サウンドエディターはいくつかのセクションに分かれており、さまざまな機能や状況に応じたパラメーターが用意されています。
「Main」セクション
サウンドエディターの「Main」 セクションには基本設定が表示されます。
「Trigger」セクション
サウンドエディターの「Trigger」 セクションでは、トリガー動作とトリガー終了動作を調節できます。
「Voice Management」セクション
「Voice Management」 セクションでは、演奏できるノートの最大数をコントロールし、ノートの発音停止およびトリガーの条件を設定できます。
「Variation Groups」セクション
同じサンプルが繰り返しトリガーされることで発生する「マシンガン効果」を避けるには、同じキーおよびベロシティー範囲に対して複数のサンプルを使用するプログラムを作成します。そのあと、これらのサンプルを代わる代わるトリガーし、変化を付けることができます。「Variation Groups」 セクションで、サンプルをバリエーショングループに割り当てることで、変化を付けるためにどのサンプルをトリガーするかを設定できます。
「Note Expression」セクション
このセクションには、左側にノートエクスプレッションコントローラー、右側に割り当てられたデスティネーションが表示されます。これにより、ノートエクスプレッションコントローラーがモジュレーションマトリクスでどのように割り当てられており、サウンドにどのように影響するかをすばやく確認できます。
マクロページエディター
マクロページエディターには、プログラムに含まれている「Macro」ページが表示されます。「Macro」ページは、特定のプログラムの最も重要なパラメーターが表示されるようにあらかじめ構成されています。プログラムによっては、これらのパラメーターを「Macro」ページで編集することもあります。また、「Macro」ページから基本のゾーンパラメーターやレイヤーパラメーターにアクセスできるプログラムもあります。
ゾーンエディターでゾーンを編集できます。
ゾーンの追加
プログラムツリーでゾーンを追加できます。どのゾーンタイプを追加するかは、作成または使用するサウンドのタイプによって異なります。
ゾーンタイプ
「Zone Type」ポップアップメニューでは、作成したいサウンドに応じてさまざまなゾーンを選択できます。
空のゾーンにサンプルを追加
ゾーンタイプによっては、作成したゾーンにサンプル素材を追加する必要があります。これは、サンプルゾーン、グラニュラーゾーン、ウェーブテーブルゾーン、スペクトラルゾーンに当てはまります。
絶対的な編集と相対的な編集
複数のゾーンを編集している場合、ツールバーの対応するボタンで、すべてのゾーンの絶対値を変更するか (「ABS」)、または値を相対的に変更するか (「REL」) を設定できます。
ゾーンエディターツールバー
ゾーンエディター上部のツールバーには、詳細情報の表示/非表示の切り替えや、基本的なパラメーター設定を行なうためのツールがあります。
ゾーン情報バー
このバーには、ゾーンに関する情報が表示されます。
セクションの管理
ゾーンエディターはいくつかのセクションに分かれており、さまざまな機能やコンテキストに応じたパラメーターが用意されています。
「Voice Control」セクション
「Voice Control」セクションは、サンプルゾーン、シンセゾーン、グレインゾーン、およびウェーブテーブルゾーンに同じコントロールがあり、オルガンゾーンには個別のコントロールセットがあります。
オルガンゾーンの「Voice Control」セクション
「Pitch」セクション
シンセゾーン、サンプルゾーン、グレインゾーン、およびウェーブテーブルゾーンの「Pitch」セクションでは、チューニングとピッチモジュレーションについて設定できます。
「Oscillator」セクション
「Oscillator」セクションは、シンセゾーンで使用できます。
「Sample Osc」セクション
このセクションはサンプルゾーンで使用できます。ここには、「Mode」と「Sample」という 2 つのページがあります。
「Grain Oscillator」セクション
グレインオシレーターはグラニュラーゾーンで使用できます。
「Organ Osc」セクション
オルガンゾーンでは、最大 9 本のドローバーがある、クラシックなドローバーオルガンのサウンドを作り出せます。各ドローバーは、倍音のレベルをコントロールします。ドローバーには、チャーチオルガンパイプの長さに合わせて、16' ~ 1' の名前が付けられています。16' が最も低く、1' が最も高い倍音です。ドローバーで倍音をミックスして、さまざまなクラシックオルガンの音質を作り出せます。
ウェーブテーブルセクション
ゾーンエディターのウェーブテーブルセクションでは、ウェーブテーブルゾーンのオシレーターパラメーターにアクセスできます。このオシレーターは、2 つのウェーブテーブルオシレーター、サブオシレーター、ノイズオシレーターを組み合わせたものです。これらは、「Level」、「Pan」、「Tuning」などの個別の設定と組み合わせることができます。
「FM Oscillator」セクション
「FM Oscillator」セクションは FM ゾーンで使用できます。ここでは、周波数変調パラメーターを設定できます。
「Spectral Oscillator」セクション
「Spectral Oscillator」セクションは、スペクトラルゾーンで使用できます。スペクトラルオシレーターは、ロードされたサンプルのスペクトラム、つまりサンプルの開始から終了までの周波数、振幅、位相の動きを分析します。分析したスペクトラムは再生用の波形の生成に使用されます。
「Filter」セクション
シンセゾーン、サンプルゾーン、グレインゾーン、およびウェーブテーブルゾーンの「Filter」セクションでは、サウンドの音色を調節できます。
「Amplifier」セクション
「Amplifier」セクションには、「Main」と「AUX」の 2 つのタブがあります。「Main」タブでは、ゾーンのレベルとパンを設定できます。「AUX」タブでは、4 つのグローバル AUX バスにゾーンを送ったり、いずれかのプラグイン出力バスにゾーンをルーティングできます。
「Envelope」セクション
「Envelope」セクションでは、ゾーンのエンベロープにアクセスできます。各エンベロープは、最大 512 ノードのマルチセグメントエンベロープです。
「LFO」セクション
シンセゾーン、サンプルゾーン、グレインゾーン、FM ゾーン、スペクトラルゾーン、およびウェーブテーブルゾーンには、2 種類のポリフォニック LFO と X-LFO が用意されています。
ステップモジュレーター
シンセゾーン、サンプルゾーン、グレインゾーン、ウェーブテーブルゾーンには、リズミカルなコントロールシーケンスを作成するためのポリフォニックステップモジュレーターが用意されています。
モジュレーション
あるパラメーターを別のパラメーターでコントロールする概念をモジュレーションといいます。HALion は、振幅やフィルターエンベロープ、あるいはピッチキーフォローなど、固定されて割り当てられた多くのモジュレーションを提供します。
サンプルエディターでは、サンプルを表示して編集できます。サンプルゾーンを選択すると、該当するサンプルがサンプルエディターに表示されます。
サンプルのロードと試聴
サンプルエディターのヘッダーにあるコントロールを使用して、サンプルのロードと試聴の設定ができます。
ゾーン情報バー
このバーには、ゾーンに関する情報が表示されます。
ツールバー
ツールバーには、サンプルマーカー、ループマーカー、スライスなどを編集するためのツールが含まれています。
情報ライン
情報ラインには、サンプルファイルや選択範囲に関する情報が表示されます。
オーバービューライン
オーバービューラインでは、サンプル全体の波形を把握できます。波形ディスプレイに表示されている部分は長方形で示されます。波形ディスプレイでの現在の選択範囲は茶色で表示されます。
波形ディスプレイ
波形ディスプレイには、サンプルの波形画像が表示されます。波形ディスプレイの左には、オーディオの振幅を示すレベルスケールが表示されます。
パラメーターセクション
波形ディスプレイの下にあるパラメーターセクションには、サンプルおよびサンプルゾーンのパラメーターが表示されます。
サンプルエディターのコンテキストメニュー
マーカー
マーカーを使用して、サンプル内の重要な位置やセクションを指定できます。
サンプル範囲の設定
サンプル範囲の指定には、波形ディスプレイ内にある「Sample Start」マーカーおよび「Sample End」マーカーを使用します。
ズーム
外部エディターによるサンプルの編集
HALion では外部サンプルエディターを使用して、EQ の適用、フィルタリング、ノイズ除去など、サンプルの「破壊的」なオフライン編集を行なえます。
ループの作成
サステインフェーズ用とリリース部分用に、独立した 2 つのループを指定できます。
スライスの自動作成
サンプルエディターでサンプルをスライスできます。この機能を使用すると、たとえばサンプルをホストアプリケーションと同期して再生できます。
サンプルの置き換え
サンプルの置き換えは、サンプルエディターとプログラムツリーで行なえます。
HALion のウェーブテーブルシンセシスには、サンプルの再合成から完全に新しいサウンドの作成まで対応できる、幅広い機能が用意されています。
ウェーブテーブルエディター
ウェーブテーブルエディターを使用すると、サンプルから波形を抽出してウェーブテーブルを作成できます。
ウェーブテーブルの作成
ピッチ検出
ウェーブテーブルエディターでは、追加されたサンプルのピッチが自動的に検出されます。
マーカー
サンプルディスプレイ上のマーカーは、波形を抽出したサンプル内の位置を示しています。
サンプルの置き換え
サンプルを置き換えた場合、HALion はマーカーの位置を保持しようとします。ただし、新しいサンプルが短い場合、新しいサンプルを越えた領域にあるマーカーは、かわりにサンプルの終了位置に設定されます。
ウェーブテーブルのインポート
HALion では、.wav ファイルとして保存されたウェーブテーブルをインポートできます。1 つの波形または複数の単一サイクル波形で構成された .wav ファイルをインポートできます。
ウェーブテーブルの管理
ウェーブテーブルエディターを使用すると、ウェーブテーブルを読み込んだり、保存したり、削除したりできます。
MIDI エディター、MIDI CC エディター、オプションエディターで、MIDI および MIDI コントローラーの設定を行なえます。
MIDI エディター
MIDI エディターでは、MIDI スロットパラメーターを設定できます。また、MIDI コントローラーのフィルタリングも可能です。
MIDI コントローラー
HALion では、ほとんどすべてのパラメーターを MIDI コントローラーに割り当てることができます。ただし、一度に割り当てることができるのは、1 つのゾーン、レイヤー、エフェクトコントロールなどの 1 つのパラメーターだけです。複数のゾーン、レイヤーなどで同じ MIDI コントローラーを使用する場合は、複数回割り当てを行なう必要があります。
ミキシングはミキサーで行ないます。
ミキサーウィンドウ
ミキサーは、HALion で使用できるすべてのバス、つまり 32 のステレオ出力バスと 1 つのサラウンドバス、64 のスロットバス、4 つの AUX バス、およびプログラムバスとレイヤーバス (使用できる数は現在のプログラムアーキテクチャーによって異なる) を管理します。
オーディオバスのアーキテクチャー
ゾーン、レイヤー、プログラム、およびスロットのオーディオ信号は、オーディオバス経由で管理します。オーディオバスには、単一のレイヤーまたはプログラム全体のオーディオを処理する場合などに Insert エフェクトをロードできます。
Insert エフェクト
各チャンネルには最大 8 つの Insert エフェクトをロードできます。Insert は展開したチャンネルストリップに表示されます。
HALion では、事実上プログラムテーブルにロードできるプログラムの数に制限はありません。プログラムテーブルにプログラムをロードしておくと、プログラムにすばやくアクセスしたり、プログラムサンプルをプリロードしておいてすばやく切り替えたりできるため便利です。
プログラムテーブル
プログラムテーブルには、HALion にロードされているすべてのプログラムが表示されます。
プログラムテーブルにプログラムをロードする
プログラムテーブルへのプログラムのロードは、スロットラックに自動的にプログラムをロードすることなく行なえます。これにより、プログラムテーブルを構成できます。
プログラムテーブルの構成
コラムの表示/非表示を切り替えたり配置を変更したりしてプログラムテーブルを構成できます。
プログラムテーブルのコンテキストメニュー
プログラムツリーは、要素間の移動や選択を行なうメイン領域です。アクティブなプログラムと、そのレイヤー、ゾーン、およびモジュールのすべてが表示され、要素の追加、ロード、インポート、または削除を行なえます。
プログラムツリーの要素
プログラムツリーには、スロットラックで選択したプログラムのすべてのコンポーネントが表示されます。
プログラムツリーのツールバー
ツールバー上のツールを使用して、プログラムをロードまたは保存したり、要素を追加してプログラムを編集したり、選択フィルターを設定したりできます。
プログラムツリーのコラム
プログラムツリーの左端から 3 つのコラムでは、「表示/非表示の切り替え」、「ミュート」、および「ソロ」操作を行なうことができます。右側の「Name」コラムには、選択したプログラムとその要素が表示されます。これらは、プログラムを最上位とする階層構造で表示されます。
プログラムツリーのコンテキストメニュー
このコンテキストメニューには、プログラムツリーの要素のオプションとコマンドが含まれています。
配色
プログラム、レイヤー、およびゾーンのアイコンの色によって、さまざまな情報が示されます。
サンプルのインポート
インポートするサンプルを手動で選択したり、サンプルを含むフォルダー全体をインポートしたりできます。
サンプルの置き換え
サンプルゾーンで使用しているサンプルを置き換えることができます。この機能は、たとえばサンプルを外部エディターで編集したり、別の形式に変換したりした場合に役立ちます。
サンプルのエクスポート
複数のサンプルをエクスポートして、それらの設定を行なえます。
プログラムおよびレイヤーをサンプルと一緒にエクスポート
プログラムまたはレイヤーを、対応するサンプルと一緒に VST プリセットとしてエクスポートできます。
プログラムとレイヤーを HALion Sonic のレイヤープリセットとしてエクスポート
プログラムやレイヤーを HALion Sonic のレイヤープリセットとしてエクスポートすることで、HALion Sonic がそれらを正しくロードできるようにします。この機能を使用すると必要なすべてのリソースがプリセットに含まれていることを確認できるため、VST サウンドコンテナの一部としてコンテンツを作成する場合に特に便利です。
ファイルを含む VST 3 プリセットとしてプログラムとレイヤーをエクスポートする
プログラムまたはレイヤーを、すべてのファイルを含めて新しいディレクトリーにエクスポートできます。これにより、プログラムやレイヤーを別のコンピューターで使用できます。
スライスループのインポート
REX1 および REX2 フォーマットのスライスループをインポートしたり、スライスされたイベントを Cubase から直接ドラッグアンドドロップしたりできます。
プログラムツリーでの選択
プログラムツリーで要素を選択すると、そこが HALion で編集できるプログラムの部分になります。
プログラムツリー内の移動
プログラムツリーにウィンドウフォーカスが設定されている場合、矢印キーを使用して、要素間を移動できます。
プログラムツリーでのプログラムの設定
モジュール、レイヤー、ゾーンなどの要素を追加し、それらをプログラムツリーで体系化することで、プログラムを設定できます。
要素名の変更
プログラムツリーで新しい要素を作成すると、汎用の名前が付けられます。
パラメーターリストには、プログラムツリーで選択した要素のパラメーターの詳細が表示されます。
ツールバー
ツールバーでどのツールを使用できるかは、パラメーターリストが開かれた要素によって異なります。
コラム
パラメーターリストでコラムの追加や削除を行なったり、境界線をドラッグしてコラムの幅を変更したりできます。
サンプルレコーダーを使用すると、HALion でサンプリングを行なえます。たとえば、別のプラグインのサウンドをサンプリングしてキーボードにマッピングしたり、サンプルファイルに処理やフェードを直接書き込むことで CPU 負荷を軽減したり、シーケンサープロジェクト内のイベントからサウンドをすばやく作成して HALion でさらに編集したりできます。
「Main」タブ
「Main」タブでは、「Input Source」と「Input Gain」の設定や、単一サンプルと複数サンプルのどちらを録音するかの指定など、録音のグローバル設定を行なえます。
「Options」タブ
「Options」タブでは、録音したサンプルの形式および保存場所を指定できます。さらに、命名規則を定義したり、作成したサンプルゾーンの再生設定を行なったりできます。
Auto Trim
「Auto Trim」の動作は、手動で録音を開始するか、オーディオスレッショルドを指定して自動で録音を開始するかによって異なります。
複数のドラムサウンドを持つオーディオトラックから録音する
Steinberg 製 DAW のトラックからオーディオを録音すると、処理やフェードなどをオーディオイベントに直接保存できます。
別のプラグインの出力を録音する
別のプラグインの出力を録音すると、別のプラグイン、ソフトウェア、またはハードウェアを使用して作成したサウンドを、元の設定のとおりに保存できます。この機能は、プラグインでプリセットを作成できない場合などに役立ちます。
入力信号のモニタリング
サンプルレコーダーでは入力信号を再生できます。この機能は、オーディオトラックを DAW から HALion のサイドチェーン入力にルーティングしているときに便利です。この場合、トラックの信号はシーケンサーのマスターバスに送信されなくなるため、聴くことができません。
HALion には、パワフルなインストゥルメントを含むファクトリーライブラリーが付属しています。各インストゥルメントには直感的に操作できる「Macro」ページがあり、豊富なプリセットが用意されています。
Auron
Auron シンセは、最大 8 つのグレインストリームを備えたグラニュラーシンセシスを使用して、オシレーター波形を生成します。統合されたアルペジエーターおよびステップシーケンサーを使用して、シーケンサーラインからステップコードまであらゆるサウンドを作り出せます。
Trium
Trium は、近代的で豊かなサウンドを作り出すように設計されています。3 つのオシレーター、サブオシレーター、リングモジュレーター、およびノイズジェネレーターを搭載しています。統合されたアルペジエーターおよびステップシーケンサーを使用して、シーケンサーラインからステップコードまであらゆるサウンドを作り出せます。
Voltage
Voltage は、2 つのオシレーターを搭載したノイズシンセサイザーで、シンセベースに使用できるほか、あらゆる種類のクラシックなモノフォニックおよびポリフォニックシンセサウンドを作り出せます。統合されたアルペジエーターおよびステップシーケンサーを使用して、シーケンサーラインからステップコードまであらゆるサウンドを作り出せます。
Model C
Model C は、9 本のドローバーと、パーカッション用に 3 本の追加ドローバーを備え、クラシックなトーンホイールオルガンをエミュレートします。
HALiotron
HALiotron は、デジタルサンプラーが登場する前の時代のサウンドジェネレーターをエミュレートします。
B-Box
B-Box は、本格的なドラムコンピューターです。13 のインストゥルメントレーンを備え、最大で 128 種類のサウンドを使用できます。ドラムパターンを設定したり、バリエーションを作成したり、ローパスフィルターや複数のディストーションモードを使用して各ドラムサウンドを変更したりできます。
World Instruments
World Instruments は、さまざまな民族楽器をエミュレートします。これらのインストゥルメントは手動で演奏したり、統合アルペジエーターを使用して演奏したりできます。
World Percussion
World Percussion は、さまざまな民族音楽のパーカッションインストゥルメントをエミュレートし、それに関する MIDI フレーズを提供します。
Anima
Anima シンセは、ウェーブテーブルのインストゥルメントです。統合されたウェーブテーブルエンベロープに基づいて、リアルタイムで波形をスムーズにクロスフェードする HALion のウェーブテーブルシンセシスを使用しています。このエンベロープにより、その他のモジュレーション設定が不要となるため、ウェーブテーブルの再生のコントロールが非常に簡単になります。必要なのは、「Speed」パラメーターの設定のみです。モジュレーションマトリクスにより、統合された LFO の 1 つ、ベロシティー、またはモジュレーションホイールなどを使用して、オシレーターの再生位置をコントロールできます。
Skylab
Skylab シンセは、シネマティックやアンビエントサウンドトラックの作成に最適な、幅広いサウンドを生成するインストゥルメントです。さまざまな展開パッド、サウンドスケープや、ストリングス、バス、合唱などの一般的なオーケストラサウンドを提供する大量のマルチサンプルが含まれており、非常に多くの壮大なサウンドを生成できます。さらに、オーケストラパーカッションと太鼓のパーカッシブサンプルのセットが用意されており、統合されたアルペジエーターと併せて使用してリズミカルなパターンを作るといったことができます。
Raven
Raven は、6 つのベロシティーレイヤーと調節可能なサステインレゾナンスを備えており、クラシックなイタリアのコンサート用グランドピアノのサウンドを生成します。「Tone」コントロールで、非常にソフトでロマンティックな音色から力強い音色まで、幅広い調節を行なえます。さらに、専用のノートオフレイヤーを追加して、ノートオフ動作の特性を変更できます。
Eagle
Eagle は、12 のベロシティーレイヤーと調節可能なサステインレゾナンスを備えており、クラシックなドイツのコンサート用グランドピアノのサウンドを生成します。「Tone」コントロールで、非常にソフトでロマンティックな音色から力強い音色まで、幅広い調節を行なえます。さらに、専用のノートオフレイヤーを追加して、ノートオフ動作の特性を変更できます。
Hot Brass
Hot Brass は、ロック、ソウル、ファンクなど、シャープでアクセントが効いたブラス音色を必要とするさまざまな音楽スタイルに適した、幅広いブラスサウンドとアーティキュレーションを提供します。Hot Brass は、特に簡潔なリックやリフの演奏に適しています。
Studio Strings
Studio Strings は、ソロストリング、スモールチェンバー、フルオーケストラセクションなど、幅広いストリングスサウンドやアーティキュレーションを生成します。
HALion では、サンプルやシンセサイザーのインストゥルメントを独自に構築し、統合された Lua スクリプトエンジンを使用してカスタマイズできます。Macro Page Designer では、これらのインストゥルメント用に独自のユーザーインターフェースを作成できます。
「Macro」ページ、テンプレート、コントロール、リソース、ライブラリー
「Macro」ページの全般的な概念は、テンプレート、コントロール、リソース、ライブラリーを区別することです。
はじめる前に
独自の「Macro」ページを構築する方法を学ぶには、段階を追って手順を試し、処理とオプションに慣れていくことをおすすめします。
Macro Page Designer
Macro Page Designer では、「Macro」ページ作成および編集を行なえます。
要素の編集と配置
「Macro」ページでは、キャンバス上に特定の順序で配置したり、特定の色やサイズにしたりする必要がある要素を多数使用します。要素のキャンバスへの追加、編集、拡大/縮小、配置はさまざまな方法で行なえます。
ライブラリー
ライブラリーは、実用的なユーザーインターフェースが含まれていない点以外は「Macro」ページと同じです。ライブラリーにはテンプレートとそのリソースに加え、「Macro」ページのさらに便利なコンテンツが含まれています。
「Macro」ページのコントロールを HALion のパラメーターに関連付ける
「Macro」ページのコントロールを使用できるようにするには、HALion のパラメーターにコントロールを関連付ける必要があります。
「Macro」ページでのコラボレーション
「Macro」ページを他のユーザーと共同で編集するには、追加するコンテンツと必要なコンテンツをすべて交換する必要があります。
「Macro」ページのクリーンアップと統合
「Macro」ページを確定する前に、使用されていないファイルを削除したり、「Macro」ページで使用されているリソースファイルの名前や位置を統合したりできます。HALion には、「Macro」ページのコンテンツをクリーンアップするためのツールがいくつか用意されています。
「Macro」ページの保存
Library Creator を使うと、自分自身のインストゥルメントライブラリーを作成できます。
ライブラリー
ライブラリーは VST サウンドコンテナファイルとして作られ、プリセット、サンプル、「Macro」ページ、MIDI モジュール、スクリプト、およびサブプリセットなど、インストゥルメントを構成するコンポーネントをすべて含んでいます。
「Library Creator」エディター
Library Creator は HALion のエディターとして利用できます。
割り当てられていない VST サウンドコンテナ
ライブラリーに追加するプリセットに使用するサンプルが他の VST サウンドコンテナを参照する場合、このコンテナは必要な VST サウンドコンテナとして「Unassigned」セクションの「VST Sound」のリストに追加されます。
整合性チェック
Library Creator では、不完全なライブラリーや機能しないライブラリーが生成されないようにするため、ライブラリー構築時に複数の自動チェックを行ないます。VST サウンドコンテナにプリセットが追加されると、最初のステップとして、すべてのプリセットをチェックします。何らかの問題が発見された場合は、対応するプリセットの「Issue」コラムに赤い警告サインが表示され、割り当てられていないサンプル/VST サウンドコンテナのリストにグローバル警告サインが表示されます。ただし、問題が存在しても、Library Creator による VST サウンドコンテナの構築は行なわれます。これにより、ライブラリーのリリースまでに修正すべき問題を特定できます。
HALion には、多くの高品質なスタジオエフェクトが付属しています。
リバーブエフェクト
「Reverb」サブメニューには、リバーブエフェクトが含まれています。
ディレイエフェクト
「Delay」サブメニューには、ディレイエフェクトが含まれています。
EQ エフェクト
「EQ」サブメニューには、イコライザーエフェクトが含まれています。
フィルターエフェクト
「Filter」サブメニューには、フィルターエフェクトが含まれています。
ディストーションエフェクト
「Distortion」サブメニューには、ディストーションエフェクトが含まれています。
ピッチシフトエフェクト
「Pitch Shift」サブメニューには、ピッチシフトエフェクトが含まれています。
モジュレーションエフェクト
「Modulation」サブメニューには、モジュレーションエフェクトが含まれています。
ダイナミクスエフェクト
「Dynamics」サブメニューには、ダイナミクスエフェクトが含まれています。
空間系エフェクトおよびパンナーエフェクト
「Spatial + Panner」サブメニューには、ステレオエフェクトが含まれています。
サラウンドエフェクト
「Surround」サブメニューには、サラウンドフィールドに信号を配置したり、サラウンド信号をステレオにダウンミックスしたりするためのエフェクトが含まれています。
ツールエフェクト
「Tools」サブメニューには、バスのチャンネルルーティングを調整するためのチャンネルルーターエフェクトが含まれています。
レガシーエフェクト
「Legacy」サブメニューには、HALion 3 で使われていたレガシーエフェクトが含まれています。
HALion の MIDI モジュールは、標準的なアルペジエーターモジュールから、特定用途向けの専用モジュールまで多岐にわたります。専用モジュールでは、特定イベントのトリガーや特定モジュレーション信号の生成を行ないます。
共通の機能
一部の機能と設定は、複数の MIDI モジュールで使用できます。以下のセクションでは、これらについて説明します。
FlexPhraser
FlexPhraser はアルペジオとフレーズのプレーヤーです。
Trigger Pads
トリガーパッドを使用して、1 つのノートまたはコード全体をトリガーしたり、FlexPhraser またはアルペジエーターのバリエーションを切り替えたりできます。
MIDI Player
MIDI Player では、最大 8 つの異なる MIDI ファイルを読み込めます。たとえば、MIDI ファイルの異なるバリエーションをロードし、パフォーマンスパラメーターを使用してこれらのバリエーションに変化を加えることができます。
Drum Player
Drum Player モジュールでは、クラシックなドラムビートプログラミングを行なえます。最大 16 トラックで最大 64 のステップを演奏できます。各トラックで異なるサウンドを演奏できます。
Mono Envelope
この MIDI モジュールは、モノフォニックのマルチセグメントエンベロープをトリガーします。これは、ゾーンのモジュレーションマトリクスでモジュレーションソースとして使用できます。
Mono LFO
モノフォニック LFO を MIDI モジュールとしてプログラムに追加できます。LFO モジュールをプログラム全体に使うことも、特定のレイヤーに使うこともできます。
Mono Step Modulator
ステップモジュレーターを MIDI モジュールとしてプログラムに追加し、それをモジュレーションソースとしてゾーンのモジュレーションマトリクスで使用できます。
True Pedaling
この MIDI モジュールは、サステインペダルからモジュレーション信号を生成します。これを使用して、グランドピアノのリアルなペダリングをシミュレートできます。このモジュールでは、2 つのレイヤーを切り替えるかわりに、サステインペダルを押したり放したりするときにレイヤー間をクロスフェードできるため、よりリアルなサウンドを生成できます。
MegaTrig
MegaTrig モジュールの条件を設定することで、再生スタイルやアーティキュレーションをコントロールしたり、リリースサンプルやインストゥルメントノイズをトリガーしたりできます。論理演算を使用して、1 つの式で最大 8 個の条件を組み合わせることができます。
Layer Alternate
異なるレイヤー間を自動的に切り替えるには、このモジュールを使用します。たとえば、弦楽器の上げ弓と下げ弓や、ドラムストロークの右手と左手を切り替える場合に役立ちます。
Key Switch Alternate
このモジュールを使用すると、MegaTrig キースイッチを使用しているレイヤー間を自動的に切り替えることができます。
Key Switch Remote
Key Switch Remote モジュールでは、親レイヤーで使用されているキースイッチをリモートコントロールできます。
MIDI Randomizer
MIDI Randomizer モジュールでは、ノートをランダムにトリガーできます。
CC Mapper
この MIDI モジュールを使用すると、MIDI コントローラーを、レイヤーやゾーンに渡す前に他の MIDI コントローラーにマッピングできます。また、カーブを使用して入力値を変換することもできます。
Velocity Curve
Velocity Curve モジュールでは、調整可能なカーブを使用して、入力ベロシティー値を別の出力値にマッピングできます。
Tuning Scale
この MIDI モジュールを使用すると、カスタムチューニングスケールを作成したり、チューニングスケールプリセットを適用したりできます。
Lua Script
Lua Script モジュールを使用すると、独自のスクリプトを作成して管理できます。
キーボードショートカットのリファレンス
以下に、初期設定のキーボードショートカットをカテゴリー別に示します。
HALion はホストアプリケーションから独立して使用できます。
環境設定
スタンドアローンバージョンの HALion は、「Plug-in Preferences」ダイアログでさまざまな設定を行なえます。
「Plug-In Preferences」ダイアログ
「Plug-In Preferences」ダイアログには複数のページがあり、以下の設定を行なえます。
MIDI 入力とオーディオ出力の選択
スクラッチパッド
スクラッチパッドを使うと、スタンダード MIDI ファイル形式 (SMF) の MIDI ファイルを録音/再生できます。既存の MIDI ファイルをロードしたり、独自のファイルを録音して保存したりできます。
MIDI ファイルのロード
スタンダード MIDI ファイル形式 (ファイル拡張子 .mid) の MIDI をロードできます。
MIDI ファイルの保存
マスターボリューム