リソースツリーの要素

リソースツリーでは、「Macro」ページのリソースであるビットマップ、セクション、およびフォントを追加および編集できます。

補足

リソース名には \/@:.|={} を使用できません。ファイル名にこれらの文字が含まれるビットマップをインポートした場合、該当する文字は自動的にアンダーラインに置き換えられます。

Bitmap

HALion は、アルファチャンネルを含む 24 ビットの .bmp ファイルと 24 ビットの .png ファイルをサポートしています。ビットマップは単一の画像でも、一連のサブフレームで構成されたファイルでも構いません。ビットマップ画像の「Properties」には、元のビットマップファイルへのパス情報と、ビットマップを構成する複数のフレームが含まれます。単一の画像の場合、フレームカウントは「1」になります。ビットマップにノブのアニメーションなどが含まれている場合は、フレーム数を設定する必要があります。

ビットマップを追加すると、その画像が実際にアニメーションであるかどうかや、いくつのフレームで構成されているかを HALion が評価します。そのあとにフレーム数が自動的に設定されます。ただし、この分析結果のフレーム数は常に正しいわけではないため、場合によっては値を手動で設定する必要があります。

ビットマップ画像にはアルファチャンネルも含まれており、ビットマップ全体の透明度を指定できます。完全に不透明なビットマップは 255 に設定されています。たとえば値を 128 に設定すると背景が半透明になります。

HALion バージョン 6.2 および HALion Sonic バージョン 3.2 の「Macro」ページでは「High DPI Mode」がサポートされています。つまり、「Macro」ページを高解像度ディスプレイの高い倍率にも調整できます。これには別のビットマップ画像が必要です。ビットマップ画像は、標準解像度のビットマップ画像と同じフォルダーに保存する必要があります。2 倍解像度の場合は「_2.00x」、3 倍解像度の場合は「_3.00x」のように、ファイル名の末尾に接尾辞を付けます。

HALion および HALion Sonic では、オペレーティングシステムに設定された倍率に最適なビットマップが表示されます。たとえば、Windows の画面倍率が 200% に設定されている場合、HALion では「Macro」ページに _2.00x のビットマップ画像が使用されます。VST サウンドコンテナを作成すると、Library Creator によってすべての追加の高解像度ビットマップ画像が自動的に含まれます。

Font

「Macro」ページの要素に使用できるフォントを作成します。設定は「Properties」セクションで行なえます。

補足

フリーフォントまたはライセンスを購入して使用が許可されているフォントだけを使用してください。

Section

セクションとはビットマップ内の四角形の領域です。「Properties」セクションで、参照ビットマップとセクションの四角形の座標を指定できます。これにより、単一のビットマップ内に複数の画像を作成し、同じビットマップを参照する必要なセクションを定義できます。これにより、オペレーティングシステムでの管理が必要なビットマップファイルの数を減らすことができます。

セクションには複数のアニメーションフレームが含まれることもあります。「Frames」パラメーターを使用して、フレーム数を指定できます。

Resource Folder

リソースツリーにフォルダーを追加することで「Macro」ページを構造化し、リソースの全体像を掴むことができます。