編集範囲
編集範囲を使用すると、モジュール、エフェクト、レイヤーなどの対象となる「Macro」ページ上のグループまたはテンプレートを指定できます。
編集範囲はこのオブジェクトへのパスで定義します。
オブジェクトへのパスを「Properties」セクションの「Scope」値フィールドに手動で入力するか、オブジェクトのいずれかのパラメーターをパラメーターリストから「Scope」値フィールドにドラッグできます。
「Scope」値フィールドにパラメーターをドラッグすると、「Macro」ページ上の要素に範囲をすばやく簡単に設定できます。ただし、「Scope」値フィールドにパラメーターをドラッグすると、パラメーター ID を含むパス全体が挿入されるため、必ずパラメーター ID を値フィールドから削除してください。そうしないと、オブジェクト全体ではなくこのパラメーターだけに範囲が設定されます。
パスの構文
パスは必ず @ で始まり、そのあとにオブジェクト (モジュール、レイヤー、バスなど) が続きます。
オブジェクトは、オブジェクトとカウンター、またはカウンターと名前で指定できます。
- オブジェクト:カウンター
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@bus:n で n 番めのバスを定義
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@layer:n で n 番めのレイヤーを定義
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@zone:n で n 番めのゾーンを定義
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@matrix でゾーン内のモジュレーションマトリクスを定義
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@row:n でモジュレーションマトリクス内の n 番めの行を定義
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- カウンター:名前
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@n:Name で n 番めのオブジェクトと固有の名前を定義
指定するオブジェクトが下のプログラム階層にある場合は、斜線のあとに次のオブジェクトを続けます。
例
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@layer:1/@0:Bus2/@0:Chorus1/ と指定した場合、2 つめのレイヤー内の最初のオブジェクトである Bus2 内にある、Chorus1 という最初のオブジェクトが定義されます。
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@0:LayerA/@0:ZoneB/ と指定した場合、LayerA という最初のオブジェクト内にある、ZoneB という最初のオブジェクトが定義されます。
複数のオブジェクトと 1 つのコントロールを同時に指定
コントロールの対象となるオブジェクトのタイプとパスの両方を指定できます。これにより、たとえばレイヤー内のすべてのゾーンの「Pitch」パラメーターを 1 つのノブでコントロールできます。この場合、パスの最後の部分が @type:Zone となります。
- タイプ:オブジェクト
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以下のオブジェクトタイプを設定できます。
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Zone: ゾーン
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Bus: バス
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Layer: レイヤー
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<エフェクト名>: この名前のすべてのエフェクト
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<MIDI モジュール名>: FlexPhrasers や MIDI Player のすべてのモジュールを含む、このタイプのすべての MIDI モジュール
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例
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@layer:1/@0:Bus2/@type:Chorus/ と指定した場合、2 番めのレイヤー内の Bus2 という最初のオブジェクト内にあるすべてのコーラスエフェクトが定義されます。
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@0:LayerA/@type:Zone/ と指定した場合、LayerA という最初のオブジェクト内にあるすべてのゾーンが定義されます。
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@type:Layer/ と指定した場合、プログラム内のすべてのレイヤーが定義されます。
プログラムにパス情報を追加する必要はありません。すべてのパスはプログラムからの相対パスを使用します。