キーボードエディター

キーボードエディターには、ホイールコントロール、スフィアコントロール、および内部キーボードが含まれます。

ホイールコントロール

内部キーボードの左側に、ピッチベンドホイールとモジュレーションホイールがあります。

モジュレーションホイールは、MIDI コントロールチェンジ #1 に組み込まれており、通常はモジュレーションマトリクスでソースとして使用されますが、クイックコントロールとしても使用できます。

多くの場合、モジュレーションホイールは、ロータリーエフェクトの速さなど、Insert エフェクトのパラメーターに割り当てます。

内部キーボード

HALion の内部キーボードは、C-2 から G8 までの MIDI ノート範囲全体に対応しています。MIDI キーボードでノートを弾いてノートをトリガーしたり、サンプルをドロップして、サンプルをインポートおよびマッピングしたりできます。

内部キーボードは幅と高さを変更できます。高さを変更すると、個々のキーのサイズが変わり、幅を変更すると、表示可能なオクターブの数が変わります。横にすべてのオクターブを表示しきれない場合、キーの両側にある左右の矢印ボタンを使用して、表示可能な範囲を 1 オクターブずつシフトできます。

キーボードの各キーには、サンプルがマッピングされているかどうかが示されます。

キーに使用される色は以下のとおりです。

  • 黄色: キースイッチが割り当てられているキー

  • ベージュ: 再マッピングされたキースイッチが割り当てられているキー

  • 赤色: Layer Alternate MIDI モジュールのエクスプレッションに割り当てられているキー

  • 青色: トリガーパッドに割り当てられているキー

  • 緑色: ループトリガーノートが割り当てられているキー

補足

上記は内部キーボードのデフォルトの配色です。Lua スクリプトを作成または使用すると、異なる配色を使用できます。

キーボードを使用したノートの試聴

  • ノートを試聴するには、キーボードの対応するキーをクリックします。

    キーをクリックする垂直方向の位置によって、ノートのトリガーに使用されるベロシティーが変わります。キーの下部をクリックするとベロシティーが最も高くなり、キーの上部をクリックするとベロシティーが最も低くなります。

  • マウスボタンを放すまで、あるキーとそのキー以降のすべてのキーを同じベロシティーで発音するには、[Ctrl]/[command] を押したまま、キーボードのキーをクリックします。

  • 1 から 127 までの間でベロシティーを上げながら各ノートを 10 回再生するには、[Ctrl]/[command]+[Alt] を押したまま、キーをクリックします。

キーボードコンテキストメニュー

キーを右クリックすると、キーについての情報が含まれるコンテキストメニューが開きます。

  • 「Assigned Zones」サブメニューには、そのキーにマッピングされたすべてのゾーンの名前が表示され、その中からゾーンを選択できます。

  • 「Info」サブメニューには、ピッチとベロシティーの情報が表示されます。

  • 「Clear key」を選択すると、すべての割り当てが解除されます。

スフィアコントロール

スフィアは、2 次元のコントロールです。スフィアコントロールは、マウスを水平方向 (「Sphere H」) と垂直方向 (「Sphere V」) にドラッグすることによって、2 つのパラメーターを同時に操作できます。通常、スフィアには、カットオフとレゾナンスのように、同じグループの 2 つのパラメーターが割り当てられます。

垂直軸と水平軸を示す三角形は、パラメーターが「Sphere H」「Sphere V」に割り当てられている場合に有効になります。

コンテキストメニューの該当するオプションを使用して、スフィアを中央位置にリセットできます。

  • 「Center Horizontal」または「Center Vertical」 (あるいはその両方) がオンになっている場合、マウスボタンを放すとすぐに、スフィアが中央位置に戻ります。