Auto Filter
Auto Filter シェイプでは、モーフィング可能な 2 つのフィルターシェイプをディストーション付きで使用できます。
2 つのシェイプ間でのモーフィング、およびカットオフは、マニュアルペダルコントロール、LFO、または Envelope Follower でコントロールできます。
フィルターパラメーター
- Filter Shape
LP24、18、12、および 6 は、それぞれ 24、18、12、および 6dB/oct のローパスフィルターです。カットオフより上の周波数を減衰します。
BP12 および BP24 は、それぞれ 12 および 24dB/oct のバンドパスフィルターです。カットオフを中心に上下の周波数を減衰します。
HP 6+LP 18 および HP 6+LP 12 は、それぞれ 6dB/oct のハイパスフィルターと、18 および 12dB/oct のローパスフィルターを組み合わせたものです (非対称バンドパスフィルター)。カットオフを中心に上下の周波数を減衰します。カットオフより上の周波数がより多く減衰されます。
HP 12+LP 6 および HP 18+LP 6 は、それぞれ 12 および 18dB/oct のハイパスフィルターと、6dB/oct のローパスフィルターを組み合わせたものです (非対称バンドパスフィルター)。カットオフを中心に上下の周波数を減衰します。カットオフより下の周波数がより多く減衰されます。
HP24、18、12、および 6 は、それぞれ 24、18、12、および 6dB/oct のハイパスフィルターです。カットオフより下の周波数を減衰します。
BR12 および BR24 は、それぞれ 12 および 24dB/oct のバンドリジェクトフィルターです。カットオフ付近の周波数を減衰します。
BR 12+LP 6 および BR 12+LP 12 は、それぞれ 12dB/oct のバンドリジェクトフィルターと、6 および 12dB/oct のローパスフィルターを組み合わせたものです。カットオフ付近およびその上の周波数を減衰します。
BP 12+BR 12 は、12dB/oct のバンドパスフィルターと 12dB/oct のバンドリジェクトフィルターです。カットオフを中心に上下およびその付近の周波数を減衰します。
HP 6+BR 12 および HP 12+BR 12 は、6 および 12dB/oct のハイパスフィルターと、12dB/oct のバンドリジェクトフィルターを組み合わせたものです。カットオフの下およびその付近の周波数を減衰します。
AP は、18dB/oct のオールパスフィルターです。カットオフ付近の周波数を減衰します。
AP+LP 6 は、18dB/oct のオールパスフィルターと 6dB/oct のローパスフィルターです。カットオフ付近およびその上の周波数を減衰します。
HP 6+AP は、6dB/oct のハイパスフィルターと 18dB/oct のオールパスフィルターです。カットオフ付近およびその下の周波数を減衰します。
- Input
フィルターまたはディストーションを適用する前のゲインを調節します。このパラメーターはウェット信号にのみ影響します。
- Cutoff
フィルターのカットオフ周波数を指定します。
- Resonance
カットオフ付近の周波数を強調します。レゾナンスの設定を高くすると、フィルターは自己発振し、電話の呼出音のような音になります。
- Distortion Type
-
使用可能なオプションを以下に示します。
-
このパラメーターを「Off」に設定するとディストーションは加えられません。
-
「Tube Drive」は、温かいチューブのようなディストーションを加えます。
-
「Hard Clip」は、トランジスタ系の明るいディストーションを加えます。
-
「Bit Red」は、クオンタイズノイズを使用してデジタルディストーションを加えます。
-
「Rate Red」は、エイリアスノイズを使用してデジタルディストーションを加えます。
-
- Distortion
信号にディストーションを加えます。選択したディストーションタイプによって効果は異なります。設定値を高くすると、強いディストーションエフェクトがかかります。
補足「Distortion Type」が「Off」に設定されている場合、使用できません。
- Output
フィルターおよびディストーションを適用したあとのゲインを調節します。このパラメーターはウェット信号にのみ影響します。
- Mix
ドライ信号とウェット信号の比率を設定します。
「LFO」セクション
- LFO の「Waveform」と「Shape」
「Waveform」は波形の基本的なタイプを選択します。「Shape」は波形の特性を変更します。
「Sine」はスムーズなモジュレーションを生成します。「Shape」は波形にハーモニクスを付け加えます。
「Triangle」は「Sine」と同じような特性です。波形は周期的に上昇および下降します。「Shape」は三角形の波形を台形に連続的に変化させます。
「Saw」はのこぎり波の周期を生成します。「Shape」は、下降から、三角形、上昇へと波形を連続的に変化させます。
「Pulse」は段階的なモジュレーションを生成します。この場合、モジュレーションは 2 種類の値の間で唐突に切り替わります。「Shape」は、波形のハイの状態とローの状態の比率を連続的に変化させます。50% に設定すると、純粋な矩形波が生成されます。
「Ramp」は「Saw」波形と似ています。「Shape」は、のこぎり波が上昇する前に徐々に無音状態にします。
「Log」は対数曲率です。「Shape」は、負から正へと連続的に変化させます。
「S & H 1」はランダムな段階化されたモジュレーションを生成します。この場合それぞれのステップはさまざまです。「Shape」は各ステップの間に傾斜を設定し、完全に右に回すと、スムーズなランダム信号が生成されます。
「S & H 2」は「S & H 1」と似ています。各ステップはランダムなハイとローの値の間で交互に切り替わります。「Shape」は各ステップの間に傾斜を設定し、完全に右に回すと、スムーズなランダム信号が生成されます。
- Freq
カットオフモジュレーションの周波数を設定します。
- Sync
「Freq」パラメーターを拍子の分数で設定するには「Sync」をオンにします。
- Depth
LFO モジュレーション信号の出力レベルを設定します。
- Cutoff
フィルターカットオフに対する LFO のモジュレーションの強さを設定します。
- Morph
フィルターモーフィングに対する LFO のモジュレーションの強さを設定します。
「Env Follower」セクション
Envelope Follower は、入力信号をアタックタイムとリリースタイムでなぞり、信号のレベルエンベロープを表わすモジュレーション信号を生成します。
- Sensitivity
すべての入力信号は、モノラルにミックスダウンされてから、Envelope Follower に送信されます。このパラメーターでは、Envelope Follower に最適な入力レベルを設定します。
- Attack
アタックタイム (上がっている入力レベルに Envelope Follower が近づくのに必要な時間) を調節します。
- Release
リリースタイム (下がっている入力レベルに Envelope Follower が近づくのに必要な時間) を調節します。
- Depth
Envelope Follower のモジュレーション信号の出力レベルを設定します。
- Cutoff
フィルターカットオフに対する Envelope Follower のモジュレーションの強さを設定します。
- Morph
フィルターモーフィングに対する Envelope Follower のモジュレーションの強さを設定します。
「Pedal」セクション
- Pedal
ペダルの位置を設定します。
- Depth
ペダルモジュレーション信号の出力レベルを設定します。
- Cutoff
フィルターカットオフに対するペダルのモジュレーションの強さを設定します。
- Morph
フィルターモーフィングに対するペダルのモジュレーションの強さを設定します。