プレーヤー名、レイアウト名、インストゥルメント名

Dorico SE では、状況に応じて同じプレーヤーを 3 種類の名前で呼ぶことができます。これにより、スコア上のさまざまな場所に関連情報を表示できます。

以下の名前はプレーヤーとインストゥルメントに関連付けられます。

プレーヤー名

「プレーヤー (Players)」パネルで各プレーヤーに表示される名前です。スコアには表示されませんが、譜表ラベルやレイアウト名に表示されるインストゥルメント名やプレーヤー名とは関係なく、ワークフローの一部として使用できます。

プレーヤー名はインストゥルメントを追加時に自動的に生成されます。

レイアウト名

「レイアウト (Layouts)」パネルで各レイアウトに表示される名前です。個々のパートレイアウトの一番上に表示されます。

レイアウト名はインストゥルメントを追加時に自動的に生成され、レイアウト名が変更されるまでプレーヤー名に関連付けられます。

インストゥルメント名

譜表ラベルで使用されます。つまり、各譜表のインストゥルメントラベルはそのプレーヤーが現在演奏しているインストゥルメントまたは打楽器キットに関連付けられており、そのプレーヤーがフロー内で演奏するすべてのインストゥルメントをリスト表示しているわけではありません。

たとえば、クラリネット奏者がバスクラリネットも演奏する場合、プレーヤーがクラリネットを演奏する場所の譜表ラベルには自動的に「Clarinet」と表示され、プレーヤーがバスクラリネットを演奏する場所の譜表ラベルには自動的に「Bass Clarinet」と表示されます。

Dorico SE のすべてのインストゥルメントにはインストゥルメント名のセットが付随しており、同じインストゥルメントが割り当てられているプロジェクト内の別のプレーヤーとは無関係に、個々のインストゥルメントのインストゥルメント名を変更できます。また、インストゥルメント名をデフォルトとして保存することもできます。現在のプロジェクトおよびそれ以降のすべてのプロジェクトでそのインストゥルメントを再び追加すると、常にそのインストゥルメント名が使用されます。

補足

デフォルトのインストゥルメント名を変更しても、プロジェクト内にすでに存在する同じタイプのインストゥルメントのインストゥルメント名は変更されません。