印刷/書き出し用のページ配置

Dorico SE には、レイアウトの印刷/書き出しに使用できるページ配置が複数あります。

印刷オプションパネルの「ジョブタイプ (Job Type)」セクションでは、レイアウトをどのように印刷/書き出しするかを指定できます。「ジョブタイプ (Job Type)」セクションのメニューから、以下のジョブタイプのいずれかを選択できます。

標準 (Normal)

1 ページを 1 枚の用紙に印刷します。この場合、ページが片面に印刷されます。たとえば、定期的なページめくりが不要で、楽譜を横につなぎ合わせる必要があるパート譜に使用されます。

見開き (Spreads)

2 ページを 1 枚の用紙に印刷します。奇数ページは右側に、偶数ページは左側に印刷されます。

印刷するレイアウトが 5 ページなどの場合に、最後の奇数ページの用紙サイズも指定できます。

2 ページを 1 ページに集約 (2-up)

2 ページを 1 枚の用紙に印刷します。範囲の最初のページは、最初の用紙の左側に印刷されます。この場合、ページを半分に折り曲げられるため、用紙の端をつなぎ合わせる必要がある数が減り、パート譜の印刷に便利です。

印刷するレイアウトが 5 ページなどの場合に、最後の奇数ページの用紙サイズも指定できます。

冊子印刷 (Booklet)

面付けの要件に従って、2 ページを 1 枚の用紙に印刷します。用紙を折り曲げると本のようになるようにページが配置されます。このページ配置は、一般的にパート譜よりページ数が多いスコアや合唱パートで特に役立ちます。

補足

冊子印刷を行なう際は、範囲には全ページしか使用できません。ページ範囲は指定できません。

補足
  • Dorico SE では、選択したジョブタイプに応じて、ページの向きが自動的に切り替わります。向きが変更されると、すぐに楽譜領域に表示されます。表示された結果を変更したい場合、「ページ設定 (Page Setup)」セクションで向きの設定を上書きできます。

  • すべてのジョブタイプは、片面印刷、両面印刷のどちらにも対応しています。

  • 「冊子印刷」、「見開き」、「2 ページを 1 ページに集約」は、通常横向きで印刷されます。1 ページを 1 枚に印刷する場合は、レイアウト自体で横向きを使用していない限り、通常縦向きになります。

「ジョブタイプ (Job Type)」セクションでは、印刷/書き出しするページも選択できます。

全ページ (All Pages)

選択したレイアウトの全ページの印刷/書き出しを行ないます。

ページ範囲 (Page Range)

印刷するページの範囲を設定できます。「ページ範囲 (Page Range)」を選択すると、値フィールドが有効になります。

  • 範囲を指定するには、1-4 のように最初と最後のページ番号の間にハイフンを入力します。

  • 個別のページや範囲を指定するには、1,3,5-8 のようにそれぞれのページまたは範囲をカンマで区切ります。