リハーサルマーク (Rehearsal Marks)

リハーサルマークは順に並んだ文字または数字であり、小節番号とともに、複数のプレーヤーが利用する楽譜の基準点として機能し、また楽譜の時系列的な順序を明確にします。

リハーサルマークは演奏者に曲中の今どこにいるかを示し、リハーサルやコンサートにおいて位置の把握や全体との調和を容易にします。リハーサルマークは楽曲の重要な変化の位置を示すことにも使用され、その位置は自由に決められます。

リハーサルマークはパートレイアウトとフルスコアレイアウトを作成する際にも役立ちます。リハーサルマークと小節番号を使用すると、パートレイアウトとフルスコアレイアウトを素早く比較して正しいかどうかをチェックできます。Dorico SE では、リハーサルマークは自動的に順序付けされ、リハーサルマークの重複がないようにします。

Dorico SE では、リハーサルマークは組段オブジェクトとして分類されます。そのため、リハーサルマークはレイアウトごとの組段オブジェクトの表示設定および位置設定に従い、これは 「設定 (Setup)」 > 「レイアウトオプション (Layout Options)」の「譜表と組段 (Staves and Systems)」ページで変更できます。