Dorico Pro のオプションダイアログ

楽譜の外観および Dorico Pro の機能のデフォルト設定を制御するオプションを、そのタイプと目的に応じてさまざまなダイアログで使用できます。

これらのダイアログで利用できるオプションには慣れておくことをおすすめします。各プロジェクトに最適な設定を見つけておくことにより、手作業による変更や表示位置の微調整の必要が減るためです。

Dorico Pro には、グローバル設定に対する以下のダイアログがあります。

レイアウトオプション (Layout Options)

ページサイズ、譜表サイズ、小節番号の外観や位置など、レイアウトごとに変わる可能性が高いオプションが含まれます。「レイアウトオプション (Layout Options)」で設定したオプションは選択しているレイアウトにのみ影響しますが、そのレイアウトのすべてのフローに適用されます。

記譜オプション (Notation Options)

連桁のグループ化や臨時記号の有効範囲ルールなど、フローごとに変わる可能性が高いオプションが含まれます。「記譜オプション (Notation Options)」で設定したオプションは選択しているフローにのみ影響しますが、それらのフローが表示されているすべてのレイアウトに適用されます。

音符入力オプション (Note Input Options)

MIDI キーボードを使用したコード記号の作成など、入力の処理方法に関連するオプションが含まれます。「音符入力オプション (Note Input Options)」で設定したオプションはプロジェクト全体に影響しますが、設定をデフォルトとして保存しない限り、他のプロジェクトには影響しません。

浄書オプション (Engraving Options)

音符やアイテムの外観および位置を高精度で制御するオプションが含まれます。たとえば、クレッシェンドをヘアピン表記とテキスト表記のどちらで表示するかを設定したり、連桁内の音程の間隔に従って連桁の傾斜を設定したりできます。「浄書オプション (Engraving Options)」で設定したオプションはプロジェクト全体に影響しますが、設定をデフォルトとして保存しない限り、他のプロジェクトには影響しません。

再生オプション (Playback Options)

再生時に何の音を出すか、また記譜項目の再生方法 (強弱記号の種類による音量の変化を設定する強弱のカーブ、反復を再生するか、フローとフローの間に間隔を空けるかなど) を制御するオプションが含まれます。「再生オプション (Playback Options)」で設定したオプションはプロジェクト全体に影響しますが、設定をデフォルトとして保存しない限り、他のプロジェクトには影響しません。

ヒント

多くのオプションには同等のプロパティがあり、音符やアイテムごとに変更できます。