テキストの形式設定

Dorico Pro には、テキストの外観に関するさまざまな設定があり、フォントやテキストの形式設定を、それぞれの機能に応じて異なる場所で行なえます。

  • フォントスタイルは、テンポ記号や強弱記号のように、テキストを使用するものの、一般的なテキストとは異なる記譜記号で使用されます。

  • パラグラフスタイルは、テキストフレーム内の個別のパラグラフ、または個別のテキストアイテム内のすべてのテキストに適用されます。また、小節番号や譜表ラベルなど、楽譜内に表示されるものの、記譜記号ではないテキストにも使用されます。パラグラフスタイルは、さまざまなタイプのテキストの表示をプロジェクト全体で統一することに使用できます。

  • 文字スタイルは個々の文字または単語に適用されます。つまり、同じテキストフレーム内の各単語に異なる文字スタイルを適用できます。

たとえば、プロジェクト内のすべてのテキスト記譜記号に使用するフォントファミリーを「フォントスタイルを編集 (Edit Font Styles)」ダイアログで変更し、その他のすべてのテキストを「パラグラフスタイル (Paragraph Styles)」ダイアログで変更できます。このダイアログでは、そのフォントがタイトルに使用される場合の個別の変更も行なえます。

コンピューターにインストールされていないフォントを含むプロジェクトを開くと、「存在しないフォント (Missing Fonts)」ダイアログが開き、置換フォントを代替フォントとして選択できます。