譜表サイズ

譜表サイズとは、譜表の一番上の線から一番下の線までの距離を意味し、ポイントか、あるいはミリメートルなどのサポートされている別の基準単位で表現されます。個々の譜表については、レイアウトのデフォルトの譜表サイズに対する倍率によるサイズを使用できます。最適な譜表サイズはレイアウトの用途により異なります。

たとえば、個々のパートレイアウトは演奏者が読みやすいように音符を十分大きく表示しなければなりませんが、非常に密度の高いフルオーケストラのスコアでは譜表サイズを小さくする必要があります。密度の高いスコアで譜表サイズが大きすぎる場合、譜表が重なり合って楽譜が読めないものになってしまいます。

Dorico Pro では、譜表サイズの設定には、五線のサイズと線間の高さのうち、選択中のレイアウトに適切な方を使用できます。

  • 五線のサイズとは、譜表の一番下の線から一番上の線までの全体のサイズです。

  • 線間の高さとは、譜表線 2 本の間の距離です。

「レイアウトオプション (Layout Options)」で各レイアウトの譜表サイズを変更するとき、プリセットの五線のサイズからいずれか 1 つを使用することをおすすめします。これらは伝統的で一般的とされ、楽譜の浄書において広く使用されている譜表サイズに基づいているからです。

補足

譜表のサイズは組段オブジェクトのサイズにも影響を与える場合があります。