連符のポップオーバー

以下の表は、さまざまなタイプの連符を入力するために連符のポップオーバーに入力できるエントリーの例です。連符のポップオーバーは音符の入力中にのみ開くことができます。

記譜モードでは、以下のいずれかの操作を行なって、音符入力中に連符のポップオーバーを開くことができます。

  • [;] を押します。

  • 「記譜 (Write)」 > 「連符を作成 (Create Tuplet)」を選択します。

ポップオーバーの左側に表示されたアイコンが、ウィンドウの左側にある音符ツールボックスの対応するボタンと一致します。

1. エントリーの例が入力された連符のポップオーバー
2. 音符ツールボックスの「連符 (Tuplets)」ボタン
補足

音符ツールボックスの「連符 (Tuplets)」 をクリックすると、連符が 1 つだけ入力されます。連符のポップオーバーは開きません。

キーボードを使って連符を入力すると、以下の操作が行なわれるまで、指定した連符として音符が入力されます。

  • + を押して、標準の音符入力に戻る

  • 矢印キーでキャレットを移動する

  • 音符の入力を終了する

連符のタイプ

ポップオーバーエントリー

2 つ分のスペースに 3 つの音符が配置された 3 連符

3」、「3:2」、または「3 2

4 つ分のスペースに 3 つの音符が配置された 3 連符

3:4」または「3 4

4 つ分のスペースに 5 つの音符が配置された 5 連符

5:4」または「5 4

2 つ分のスペースに 5 つの音符が配置された 5 連符

5:2」または「5 2

4 つ分のスペースに 7 つの音符が配置された 7 連符

7:4」または「7 4

2 つ分のスペースに 7 つの音符が配置された 7 連符

7:2」または「7 2

3 つ分のスペースに 2 つの音符が配置された 2 連符複合拍子によく使用されます。

2:3」または「2 3

6 つ分のスペースに 5 つの音符が配置された 5 連符複合拍子によく使用されます。

5:6」または「5 6

4 つ分のスペースに 5 つの付点 4 分音符が配置された 5 連符

補足

数字を使用して拍の単位を指定する場合は、スペースまたはハイフンを使用して連符の比率と拍の単位を区切る必要があります。

5:4q.」、「5 4q.」、または「5:4-6.

このリストにはすべてのエントリーが含まれているわけではありません。このリストは、さまざまな連符を入力するためにエントリーをどのように構成するかを示すことを目的としています。

補足

エントリーで拍の単位を指定しない限り、連符の全体のデュレーションはポップオーバーを開いたときに選択していた音価によって決まります。たとえば、4 分音符が選択されている状態で 3 連符を入力すると、2 つ分のスペースに 3 つの 4 分音符が配置された 3 連符が入力されます。

連符の拍の単位

連符の拍の単位

ポップオーバーエントリー

64 分音符

z」または「2

32 分音符

y」または「3

16 分音符

x」または「4

8 分音符

e」または「5

4 分音符

q」または「6

2 分音符

h」または「7

全音符

w」または「8

倍全音符

2w」または「9

付点

. (ピリオド)