打楽器キットの音符入力の設定

無音程打楽器の楽譜を入力するときの動作は、有音程楽器のときとは異なります。無音程打楽器の入力には一般的なあらゆる方法を使用できますが、MIDI キーボードまたはコンピューターキーボードを使用するのが最も効率的です。

  • 打楽器の入力に関するオプションは、「環境設定 (Preferences)」「音符の入力と編集 (Note Input and Editing)」ページの「音符の入力 (Note Input)」セクションにあります。

一方は 5 線譜への入力に関する一連のオプション、もう一方はグリッドと個々のインストゥルメントへの入力に関する一連のオプションです。

メインの選択は MIDI キーボードとコンピューターキーボードによる入力に影響します。

パーカッションマップを使用 (Use percussion map)

パーカッションマップは、どの MIDI ノートがサウンドライブラリーの特定のパッチのどのサウンドを生成するかを定義します。たとえば、General MIDI パーカッションでは、C2 (ノート 36) がバスドラムを生成し、D2 (ノート 38) がスネアドラムを生成します。

特定のマッピングに詳しい場合は、入力にマッピングを直接使用すると便利かもしれません。

譜表上の位置を使用 (Use staff position)

このオプションは、「打楽器キットを編集 (Edit Percussion Kit)」ダイアログで定義した譜表上の位置を使用します。たとえば、ドラムセットでは通常、バスドラムは譜表の第 1 間に配置され、スネアドラムは第 3 間に配置されます。

ト音記号を使用した場合 (それぞれ F4 と C5) またはヘ音記号を使用した場合 (それぞれ A2 と E3) にどうなるかで譜表上の位置を考えることができます。

5 線譜の譜表上の位置を解釈するのに使用する音部記号を選択できます。

  • ト音記号 (Treble G clef)

  • ヘ音記号 (Bass F clef)

「譜表上の位置を使用 (Use staff position)」を選択した場合、MIDI キーボードの 1 オクターブを指定して演奏技法の入力に使用できます。

初期設定では、「演奏技法を入力する MIDI キー (Input techniques from MIDI key)」オプションが MIDI ノート 48 に設定されています。これはミドル C (C4 = MIDI ノート 60) の 1 オクターブ下の C にあたる C3 です。「MIDI Learn」ボタンを押したあと MIDI キーボードで音符を演奏すると、開始ピッチを変更できます。開始ピッチが C3 の場合、それより上の音符は以下のように機能します。

  • C3 (48): 前の演奏技法

  • C3 (49): 次の演奏技法

  • D3 (50): マッピングされた最初の演奏技法

  • E3 (51): マッピングされた 2 番めの演奏技法

  • E3 (52): マッピングされた 3 番めの演奏技法

以下まで、同じように続きます。

  • B3 (59): マッピングされた 10 番めの演奏技法

一般に、打楽器の入力では「譜表上の位置を使用 (Use staff position)」に設定することをおすすめします。「パーカッションマップを使用 (Use percussion map)」は通常、ドラムセットに音符を入力する場合で、かつ General MIDI パーカッションマップを覚えている場合にのみ役立ちます。