挿入モードでの音符の挿入

挿入モードでは、音符を上書きすることなく単一の声部の既存の音符の前に音符を入力できます。この場合、1 つ前の位置に新しい音符が入力されると同時に既存の音符が後ろに移動します。

補足

  • 以下の手順は、デフォルトの設定である、デュレーションを設定後にピッチを設定する順番での音符の入力について説明します。デュレーションより先にピッチを設定するように指定することもできます。

  • MIDI キーボードを使用する場合は挿入モードでのみ和音を入力できます。

手順

  1. 記譜モードで音符を入力します。
  2. 必要に応じて、[V] を押して音符を挿入する声部を選択します。
  3. 以下のいずれかの操作を行なって、挿入モードをオンにします。

    • [I] を押します。

    • 音符ツールボックスの「挿入 (Insert)」 をクリックします。

    挿入モードでは、キャレットの上に V 字、下に逆向きの V 字が表示されます。

  4. 挿入モードで複数の譜表に同時に音符を入力する場合は、それらの譜表にキャレットを伸ばします。
  5. 任意の音符を入力します。
  6. 必要に応じて、再度 [I] を押すか「挿入 (Insert)」 をクリックして挿入モードを無効にし、通常の音符入力に戻ります。
  7. [Esc] または [Return] を押して音符の入力を無効にします。

結果

キャレットのあとの同じ声部に属する既存の音符を上書きすることなく、キャレットが表示されている声部に属する既存の音符の前に音符が挿入されます。音符はキャレットの位置またはクリックした位置に入力されます。キャレットのあとの同じ声部に属する既存の音符は後ろに移動します。