テキストの入力

スコア上の特定の位置にテキストを入力できます。単一の譜表にテキストを入力したり、すべての譜表に適用される組段テキストを入力したりできます。

補足

譜表上の位置とは関係なく、特定のページに連結されたテキストを挿入したい場合は、テキストフレームを使用できます。

手順

  1. 記譜モードで、以下のいずれかの操作を行ないます。
    • 音符の入力を開始します。

    • テキストを入力する位置にある譜表上のアイテムを選択します。

  2. 以下のいずれかの操作を行なってテキストエディターを開きます。
    • 譜表テキストを入力するには、[Shift]+[X] を押すか、記譜ツールボックスの「テキスト (Text)」 をクリックします。

    • 特定のパラグラフスタイルを適用した譜表テキストを入力するには、「記譜 (Write)」 > 「テキストを作成 (Create Text)」 > [パラグラフスタイル]を選択します。

    • 組段テキストを入力するには、[Shift]+[Alt/Opt]+[X] を押します。

    • 特定のパラグラフスタイルを適用した組段テキストを入力するには、「記譜 (Write)」 > 「組段テキストを作成 (Create System Text)」 > [パラグラフスタイル]を選択します。

  3. 任意のテキストを入力します。
  4. 必要に応じて、[Return] を押してライン区切りを挿入します。
  5. 必要に応じて、テキストエディターのオプションを使用してテキストの書式を設定します。
  6. [Esc] または [Ctrl]/[command]+[Return] を押してテキストエディターを閉じます。

結果

音符の入力中は、テキストエディターに入力したテキストがキャレットの位置に入力されます。テキストは、デフォルトのパラグラフスタイルを使用して、そのテキストが適用される譜表の上に自動的に配置され、テキストの垂直位置はプロジェクト全体の設定に従います。

既存の楽譜にテキストを追加した場合は、最初に選択したアイテムの位置にテキストが入力されます。

補足
  • Dorico Pro では、組段テキストは組段オブジェクトに分類されます。そのため、組段テキストは組段オブジェクトの表示と配置に関するレイアウトごとの設定に従います。

  • 譜表とその他のアイテムの外側のすべてのテキストアイテムのデフォルトの位置、およびテキストアイテムの衝突をデフォルトで回避するかどうかは、「浄書 (Engrave)」 > 「浄書オプション (Engraving Options)」「テキスト (Text)」ページで変更できます。

  • 「環境設定 (Preferences)」「キーボードショートカット (Key Commands)」ページで、「テキストを作成 (Create Text)」「組段テキストを作成 (Create System Text)」 (特定のパラグラフスタイルを適用したテキストを入力するためのオプション) にキーボードショートカットを割り当てることができます。