演奏技法のポップオーバー

以下の表は、演奏技法、ペダル線、リテイク、ペダルの強さの変更指示の入力に使用できる演奏技法のポップオーバーのエントリーの例です。

演奏技法のポップオーバーに演奏技法を入力しはじめると、入力した文字や単語が含まれる有効な演奏技法がメニューに予測表示されます。そこから使用する演奏技法を選択できます。

記譜モードでは、アイテムの選択時またはキャレットの有効時に以下のいずれかの操作を行なって、演奏技法のポップオーバーを開くことができます。

  • [Shift]+[P] を押します。

  • 既存の演奏技法を選択して [Return] を押します。

  • 「記譜 (Write)」 > 「演奏技法を作成 (Create Playing Technique)」を選択します。

ポップオーバーの左側に表示されたアイコンが、ウィンドウの右側にある記譜記号ツールボックスの対応するボタンと一致します。

1. 演奏技法を入力するためのエントリーの例が入力された演奏技法のポップオーバー
2. ペダル線を入力するためのエントリーの例が入力された演奏技法のポップオーバー
3. 記譜ツールボックスの「演奏技法 (Playing Techniques)」ボタン

演奏技法

演奏技法

ポップオーバーエントリー

ビブラート

vibrato

センツァ・ビブラート

senza vibrato

ナトゥラーレ (nat.)

nat

コン・ソルディーノ

con sord

息を強く吹き込む

strong air pressure

ダブルタンギング

double-tongue

下げ弓

downbow

上げ弓

upbow

スル・ポンティチェッロ

sul pont

スル・タスト

sul tasto

ポコ・スル・タスト

pst

ピチカート

pizz

スピッカート

spicc

アルコ

arco

舌を鳴らす (Stockhausen)

tongue click

指を鳴らす (Stockhausen)

finger click

ビブラフォンモーターオン

motor on

ビブラフォンモーターオフ

motor off

オープン

open

ダンプ

damp

ダンプ (大)

damp large

フルバレー

full barre

ハーフバレー

half barre

ストラムアップ

strum up

ストラムダウン

strum down

左手

lh

右手

rh

このリストにはすべてのエントリーが含まれているわけではなく、ほかにも多くの有効な演奏技法があります。このリストは、さまざまなタイプの一般的な演奏技法を入力するためにエントリーをどのように構成するかを示すことを目的としています。

演奏技法の正しいエントリーがわからない場合は、演奏技法の一部を入力してみて、ポップオーバーメニューにその演奏技法が表示されるかを確認してください。

補足
  • 演奏技法にデュレーションを持たせるには、「vibrato->」のように、エントリーの最後に「->」を追加します。音符の入力中に、続けて音符を入力するかキャレットを進めると演奏技法のデュレーションが延長されます。既存の音符に複数の演奏技法を追加すると、グループとして追加されます。

  • 演奏技法は特定の例に対応するため、上記のように入力するか、ポップオーバーメニューから選択する必要があります。

ペダル線

ペダル線、リテイク、またはペダルの強さの変更指示のタイプ

ポップオーバーエントリー

サスティンペダル線

ped

サスティンペダルの強さを 1/4 に設定

1/4

サスティンペダルの強さを 1/2 に設定

r

サスティンペダルの強さを 3/4 に設定

3/4

サスティンペダルを完全に踏み込む

1

サスティンペダル線のリテイク

^」、「notch」、または「retake

サスティンペダル線のリテイクを削除

nonotch

サスティンペダル線を終了

*

ソステヌートペダル線

sost

ソステヌートペダル線を終了

s*

ウナコルダペダル線

unacorda

ウナコルダペダル線を終了

u*

ハープのペダリング

ハープのペダリングの例

ポップオーバーエントリー

D、C、Bb、Eb、F、G、A

DCBbEbFGA」、「BbEb」、または「--^|^---

D、C、B、E、F、G、A

DC#BEF#G#A」、「C#F#G#」、または「-v-|-vv-

ヒント

パイプ文字は任意です。

譜表の外側の弦の指示記号

弦の指示記号の例

ポップオーバーエントリー

1

string1

3

string3