「弦とチューニングを編集 (Edit Strings and Tuning)」ダイアログ

• 「弦とチューニングを編集 (Edit Strings and Tuning)」ダイアログを開くには、設定モードの「プレーヤー (Players)」パネルでフレット楽器が割り当てられたプレーヤーのカードを展開し、ラベルの矢印をクリックして「弦とチューニングを編集 (Edit Strings and Tuning)」を選択します。

「弦とチューニングを編集 (Edit Strings and Tuning)」ダイアログは以下で構成されます。

1. インストゥルメント (Instrument)

   選択したフレット楽器の名前が表示されます。

2. 弦エディター

   フレット楽器の個々の弦またはすべての弦を選択して編集できます。エディターの弦の配置は実際の楽器の弦と一致します。各弦のピッチとフレットの総数が、ナットを表わす垂直線の左側に表示されます。

3. コントロール

   個々の弦または複数の弦を編集できます。弦エディターで 1 本以上の弦が選択されている場合に、以下のコントロールを使用できます。

   • 開放弦のピッチ (Open pitch): 音符名とオクターブを使用して、その弦の開放弦のピッチを設定できます (ミドル C の場合は「C4」など)。必要に応じて、シャープの「#」やフラットの「b」を追加できます。

   • フレット数 (No. of frets): 選択した弦のフレット数を設定できます。

   • 開始フレット (Starting fret): 選択した弦の最初のフレットの番号を設定できます。たとえば、バンジョーの 5 弦は第 5 フレットから始まります。

   • 半ステップチューニング上げ (Tune Up Half-Step): 選択した弦の開放弦のピッチを半ステップ (半音) 上げます。

   • 半ステップチューニング下げ (Tune Down Half-Step): 選択した弦の開放弦のピッチを半ステップ (半音) 下げます。

   • 不規則なフレットの間隔 (Irregular fret spacing): ダルシマーのように、別の音階に対応するフレットボードを持つ楽器の、半音階以外のフレット配置を設定できます。半ステップは「1」、全ステップは「2」として、各ステップをコンマで区切って入力します。たとえば、メジャースケールのパターンを設定するには「2,2,1,2,2,2,1」と入力します。

4. すべて選択 (Select all)

   すべての弦を一度に選択します。

5. アクションバー

   弦の数と配置を変更できるオプションがあります。

   • 弦を追加 (Add String): 現在選択している一番下の弦の下に新しい弦を追加します。新しい弦は、現在選択している一番下の弦を複製したものになります。

   • 弦を一番上に追加 (Add String at Top): フレットボードの一番上に新しい弦を追加します。新しい弦は、一番上の弦を複製したものになります。

   • 「弦を移動 (Move string)」ボタン: 現在選択している弦をフレットボード上で上下に移動します。

   • デフォルトにリセット (Reset to Default): フレット楽器のすべての弦とそのチューニングを出荷時のデフォルト設定に戻します。

   • 弦を削除 (Delete String) : 選択した弦を削除します。

6. チューニングを読み込み (Import Tuning)

   エクスプローラー (Windows) または Finder (Mac) を開き、読み込んでフレット楽器に適用する .doricotuning ファイルを選択できます。

7. チューニングを書き出し (Export Tuning)

   エクスプローラー (Windows) または Finder (Mac) を開き、フレット楽器の弦とチューニング設定を .doricotuning ファイルとして書き出す場所を選択できます。そのあと、.doricotuning ファイルを別のインストゥルメントまたはプロジェクトに読み込んで別のユーザーと共有できます。