用紙の向き

用紙の向きとは、楽譜をプレビューおよび印刷をする際の用紙の方向のことです。用紙は横向きまたは縦向きに設定できます。

多くの場合、パート譜は縦向きで印刷されます。これは、一般的な譜面台に一度に楽譜を 2、3 ページ広げることができるためです。

指揮者用のフルスコアも、縦向きの方が横向きより多くの譜表が 1 ページに収まるため、縦向きで印刷されるのが一般的です。ただし、小編成のアンサンブルなどのフルスコアでは、ページに含める譜表の数が少ないため横向きで印刷される場合があります。ページの横幅が長ければ各ページに多くの小節が収まり、ページをめくる回数も少なくなります。

Dorico Pro では、用紙の向きに関係なく、ページの向きを設定できます。たとえば、縦向きのページを横向きの用紙に印刷できます。また、「見開き (Spreads)」「2 ページを 1 ページに集約 (2-up)」のページ配置を使って、レイアウトの最後の奇数ページの用紙の向きを個別に設定することもできます。