冊子印刷

冊子は、用紙の両面に印刷され、折り曲げると本のようになるドキュメントのことです。冊子印刷を行なうと、印刷されたページを折り曲げて読んだときにプロジェクトでの順序と同じになるように、ページの順番が変更されます。

冊子印刷したレイアウトの製本は、片面印刷や両面印刷した場合より非常に簡単です。たとえば、20 ページのフルスコアを両面印刷した場合、すべてのページをまとめるには用紙のいずれかの端をつなぎ合わせる必要があります。それに対して、同じフルスコアを冊子印刷すると、用紙の中央で折り曲げるだけですべてのページをまとめられます。

冊子印刷を設定すると、印刷されたページの順序が正しく表示されるように、ページの順番が変更されます。たとえば、4 ページのレイアウトを冊子印刷する場合、以下のようなページ配置になります。

  • 表面: 左側に 4 ページめ、右側に 1 ページめ

  • 裏面: 左側に 2 ページめ、右側に 3 ページめ

冊子印刷するレイアウトのページ数が半端な場合、冊子の最後に空白ページが自動的に配置されます。この場合、奇数ページが右側に表示される規則に従います。たとえば、6 ページのレイアウトを冊子印刷した場合、合計で 8 ページ分が印刷され、冊子の最後の 2 ページが空白ページとなります。空白ページの配置を変更するには、レイアウトにタイトルページなどのページを追加します。

補足
  • 冊子印刷を行なう際は、範囲には全ページしか使用できません。ページ範囲は指定できません。

  • 手動での両面印刷で冊子印刷を行なう際に表面側のページの印刷順が間違っている場合は、印刷オプションパネルの「両面印刷 (Duplex Printing)」セクションにある「外側ページの印刷順を逆にする (Reverse order of outward pages)」をオンにすることで、表面側に印刷されるページの順番が逆になります。