VST および MIDI インストゥルメントパネル

VST および MIDI インストゥルメントパネルには、プロジェクトで使用可能もしくは使用されている VST インストゥルメントおよび MIDI インストゥルメントが含まれ、各インストゥルメントの設定を編集できます。このパネルは、再生モードのウィンドウの右側に配置されています。

1. VST および MIDI インストゥルメントパネル

VST および MIDI インストゥルメントパネルには、以下のセクションが含まれます。

  1. VST インストゥルメント (VST Instruments)

  2. MIDI インストゥルメント (MIDI Instruments)

VST インストゥルメント

このパネルの「VST インストゥルメント (VST Instruments)」セクションには、VST インストゥルメントが含まれているプラグインが表示されます。Dorico Pro では、現在の再生テンプレートに応じて、プロジェクトに追加したインストゥルメントに必要なプラグインが自動的にロードされますが、VST インストゥルメントを手動でロードすることもできます。

同じプラグインが複数ある場合にプラグインを区別できるよう、プラグインは自動的に番号付けされます。

補足

初期設定では、「VST インストゥルメント (VST Instruments)」セクションには、VST 3 インストゥルメントのみが表示されます。VST 2 インストゥルメントも使用できるようにするには、それらを許可する必要があります。初期設定では、Kontakt と NotePerformer のみ許可されています。

各プラグインには以下のセクションが含まれます。

  1. インストゥルメントを有効化 (Activate Instrument)

    プラグインを有効化/無効化します。

  2. インストゥルメントを編集 (Edit Instrument)

    VST インストゥルメントウィンドウを開いたり閉じたりします。

  3. エンドポイントの設定 (Endpoint Setup)

    対応するプラグインの「エンドポイントの設定 (Endpoint Setup)」ダイアログを開きます。

  4. VST インストゥルメントメニュー

    プラグインに現在ロードされている VST インストゥルメントが表示され、メニューからは別の VST インストゥルメントを選択できます。

セクションの最下部のアクションバーには以下のオプションがあります。

  • 追加 (Add) : 空の新規プラグインを追加します。

  • 複製 (Duplicate) : 選択したプラグインのコピーを作成し、元のプラグインとは別の設定に編集できます。

  • エンドポイントの設定を保存 (Save Endpoint Configuration) : 「エンドポイントの設定を保存 (Save Endpoint Configuration)」ダイアログを開き、セクション内のすべてのプラグインの現在の状態をカスタムエンドポイント設定として保存できます。

  • 削除 (Delete) : 選択したプラグインを削除します。

MIDI インストゥルメント

このパネルの「MIDI インストゥルメント (MIDI Instruments)」セクションには、再生中の出力に使用する MIDI デバイスが含まれているプラグインが表示されます。使用できる MIDI デバイスはオペレーティングシステムによって異なります。

  • Windows の場合、コンピューターに接続されている任意の MIDI デバイスを選択できます。

  • macOS の場合は、コンピューターに接続されている任意の MIDI デバイス、または「Audio MIDI 設定」アプリケーションで設定した他の任意のデバイスを選択できます。これにより、たとえば MIDI デバイスを複数のアプリケーションで使用できます。

ヒント

Dorico Pro を起動する前に MIDI デバイスをコンピューターに接続することをおすすめします。また、デバイスが認識されない場合は Dorico Pro を再起動することをおすすめします。

同じプラグインが複数ある場合にプラグインを区別できるよう、プラグインは自動的に番号付けされます。

各 MIDI には以下のセクションが含まれます。

  1. インストゥルメントを有効化 (Activate Instrument)

    プラグインを有効化/無効化します。

  2. エンドポイントの設定 (Endpoint Setup)

    対応するプラグインの「エンドポイントの設定 (Endpoint Setup)」ダイアログを開きます。

  3. MIDI インストゥルメントメニュー

    プラグインに現在ロードされている MIDI デバイスが表示され、メニューから別の MIDI デバイスを選択できます。

セクションの最下部のアクションバーには以下のオプションがあります。

  • 追加 (Add) : 空の新規プラグインを追加します。

  • エンドポイントの設定を保存 (Save Endpoint Configuration) : 「エンドポイントの設定を保存 (Save Endpoint Configuration)」ダイアログを開き、セクション内のすべてのプラグインの現在の状態をカスタムエンドポイント設定として保存できます。

  • 削除 (Delete) : 選択したプラグインを削除します。