再生時のトレモロ

トレモロが音価が指定されないトレモロとして解釈されるためのトレモロストロークの最小数を指定することで、音価が指定されないトレモロの再生を制御できます。これには、音符に使用されるトレモロストロークの数と連桁線の数の両方が反映されます。

  • これは「再生 (Play)」 > 「再生オプション (Playback Options)」「タイミング (Timing)」ページで行なえます。

たとえば、3 本のトレモロストロークが必要なようにオプションが設定されている場合、2 本のトレモロストロークが付いた 8 分音符は、8 分音符の連桁 1 本も計算に含まれるため、音価が指定されないトレモロとして演奏されます。

また、音価が指定されないトレモロのデフォルトの音符の長さも指定できます。音符のデュレーションは、「トレモロ (Tremolos)」セクションで、テンポ 120 の 4 分音符の長さに対する割合として入力します。

トレモロストロークの数は、繰り返される音符の音価を決定します。たとえば、1 本のストロークは 8 分音符を意味し、2 本のストロークは 16 分音符を意味するといった具合に続きます。

サウンドライブラリーに音価が指定されないトレモロ再生のサンプルが含まれている場合、再生効果を使用した必要なサンプルがロードされます。サウンドライブラリーにサンプルが含まれていない場合は、Dorico Pro によってトレモロが生成されます。

ヒント

一方の声部にトレモロがあり、もう一方の声部にスラーがある場合などに、個々のインストゥルメントに対して声部の個別再生を有効にできます。