トレモロの一般的な配置規則

単音トレモロは音符の符尾に配置され、重音トレモロは 2 つ以上の音符の間に配置されます。重音トレモロが 3 つ以上の音符にまたがる場合、トレモロストロークはすべての音符の間に配置されます。

トレモロストロークの線は、ストロークの間隔が十分広くなりストロークの数が即座に読み取れるように、連桁よりもわずかに細くなっています。

トレモロストロークは加線や符鉤と重なり合ってはいけません。Dorico Pro は、そのような衝突を防止するために、トレモロストロークの位置を自動的に調整します。

譜表の内側のトレモロストロークは、符頭から少なくとも間 1 つ分の距離を置くとともに、譜表の線および間に対する正しい位置に配置されます。つまり、音符のピッチを変更してもトレモロストロークの位置が変わらない場合もあります。

1. 前 2 つと後ろ 2 つの音符のトレモロストロークの位置は同じですが、ピッチはいずれも異なります。

Dorico Pro では、フレーズの方向に関わらず、単音トレモロのストロークの角度は常に同じです。重音トレモロのストロークの角度は、重音トレモロが適用される符尾それぞれの高さにより決定されます。重音トレモロのストロークの角度は、トレモロの始まりおよび終わりの符尾の長さを変更することによって変えられます。

すべてのトレモロストロークのデフォルト位置に対するプロジェクト全体の設定は、「浄書 (Engrave)」 > 「浄書オプション (Engraving Options)」「トレモロ (Tremolos)」ページで変更できます。