装飾音符に対するスラーの位置
スラーが装飾音符から始まり装飾音符の直後の標準の音符で終わる場合、スラーに影響する特定の配置ルールがあります。
ルールは以下になります。
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スラーは符尾ではなく符頭を接続します。
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スラーは装飾音符の比率に合わせて縮小されます。
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スラーは加線を覆い隠してはいけません。
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スラーは、音符の下に配置したとき標準の音符の臨時記号に衝突するような場合は、音符の上に配置されます。
特別な配置ルールそれぞれのパラメーターの値は調節できます。たとえば、装飾音符のスラー右端の、それが接続される縮小なしの標準の符頭に対する垂直および水平方向のオフセットは、の「スラー (Slurs)」のページの「装飾音符 (Grace Notes)」のセクションで変更できます。
補足
これらのルールは、スラーが装飾音符の直後の音符を超えた位置にある標準の音符までつながる場合は適用されません。
一般的な配置規則に従い、Dorico Pro のデフォルトにおいてスラーは装飾音符の下に下向きのカーブで表示されます。装飾音符から始まるスラーが音符の上に上向きのカーブで表示されるのは、複声部における符尾が上向きの声部のみです。
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装飾音符のスラーの自動配置に対する変更としては、装飾音符の符尾の方向の変更、スラーの向きの変更、および浄書モードのスラーのハンドルを使用したより精密なスラーの位置調整が行なえます。