倍音の変更
初期設定では、ハーモニクスは倍音列内の第 2 倍音、つまり基音の 1 オクターブ上の音を表わします。第 2 倍音よりも上の倍音を使用したい場合などに、ハーモニクスの倍音を個別に変更できます。
補足
Dorico Pro で正しく計算できるのは、第 2 節から第 6 節までのアーティフィシャルハーモニクスの倍音のみです。
前提
浄書モードの場合は、浄書ツールボックスで「グラフィックの編集 (Graphic Editing)」を選択しておきます。
手順
- 倍音を変更するハーモニクスを選択します。この操作は記譜モードおよび浄書モードで行なえます。
- プロパティパネルの「ハーモニクス (Harmonics)」グループで、「倍音 (Partial)」をオンにします。
- 数値フィールドの値を、希望する倍音を作り出すために触れる弦の節の番号に変更します。
結果
選択したハーモニクスの倍音が変更されます。「標準 (Normal)」タイプを使用しているアーティフィシャルハーモニクスの場合、白い菱形符頭のピッチまたは括弧付きのフレット番号は自動的に更新されます。それに応じて、演奏時に発音されるアーティフィシャルハーモニクスのピッチも変更されます。
例
デフォルトの倍音を使用したアーティフィシャルハーモニクス (音符とタブ譜) |
第 5 倍音に変更したアーティフィシャルハーモニクス (音符とタブ譜) |
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