装飾音符の連桁

Dorico Pro は隣接する複数の装飾音符が 8 部音符かそれ以下のデュレーションである場合、自動的に連桁で連結します。

他のすべての連桁と同様に、装飾音符の連桁は譜表線に対する連桁の配置の一般的な表記規則になるべく従い、くさび形の形成を避けようとします。しかし、装飾音符は標準の音符より小さいため、これにより装飾音符の連桁が極端に傾斜してしまう場合があります。

個々の装飾音符の連桁の傾斜は、通常の連桁と同じ手順で調整できます。また、すべての装飾音符の連桁の傾斜をどのように配置するかのプロジェクト全体の設定は、「浄書 (Engrave)」 > 「浄書オプション (Engraving Options)」「連桁 (Beams)」ページにある「垂直位置 (Vertical Position)」セクションで変更できます。

2 音の連桁された装飾音符のグループにおける連桁の傾斜

音程差の広い隣り合う 2 つの装飾音符が同じ位置で連桁に括られる場合、連桁の角度が非常に急になる場合があります。

このような場合、連桁の傾斜をそのまま変えないか、それとも緩やかな傾斜を使用するか、「浄書オプション (Engraving Options)」「連桁 (Beams)」ページにある「傾斜 (Slants)」セクションの「装飾音符 (Grace Notes)」サブセクションで選択できます。