再生時のアーティキュレーション

アーティキュレーションは再生時の音符のサウンドに影響します。Dorico Pro では、サウンドライブラリーに各アーティキュレーションのサンプルがあるかどうかによって、アーティキュレーションを反映する形で再生が変化します。

  • サウンドライブラリーにアーティキュレーションのサンプルが含まれている場合、再生効果を使用する必要なサンプルがロードされます。また、スタッカートが付いた音符のサウンドは短くなり、アクセントが付いた音符のサウンドは大きくなります。

  • サウンドライブラリーにアーティキュレーションのサンプルが含まれていない場合、別のサンプルをロードすることなくアーティキュレーションに応じて音符が調整されます。たとえば、スタッカートが付いた音符は短くなり、アクセントが付いた音符の音量は大きくなります。

アーティキュレーションは音符全体に適用されるため、サンプルはタイのつながりを含む音符の開始位置から再生されます。

ヒント
  • 「再生 (Play)」 > 「再生オプション (Playback Options)」「タイミング (Timing)」ページには、デュレーションのアーティキュレーションの効果の初期設定を変更するためのオプションがあります。「強弱記号 (Dynamics)」ページには、強弱のアーティキュレーションの設定を変更するオプションがあります。

  • 一方の声部にスラーがあり、もう一方の声部にスタッカートがある場合などに、個々のインストゥルメントに対して声部の個別再生を有効にできます。