オルタードユニゾン

D と D のように、同じオクターブ内で同じノート名の 2 つ以上の音符が、同じコード内で異なる臨時記号を持つ場合、音符はオルタードユニゾンとして表示されます。

Dorico Pro の初期設定では、これは分割符尾で記譜されます。分割符尾は、和音本体の符尾から枝分かれした符尾がオルタードユニゾンの符頭を和音につなぐ形で表示されます。これにより、すべての音符には対応する臨時記号が真横に表示されます。

個々のオルタードユニゾンは、単一の符尾による表示にも変更できます。この場合、符頭同士が隣接した状態で音符が表示され、2 つの臨時記号はコードの左側に隣接した状態で表示されます。

また、各フローごとにすべてのオルタードユニゾンのデフォルトの外観を変更するには、「記譜 (Write)」 > 「記譜オプション (Notation Options)」「臨時記号 (Accidentals)」のページで設定を行ないます。

補足

コードに含まれる音符の音程が 2 度で、それらの音符のいずれかにオルタードユニゾンがある場合、設定に関わらず、コードは常に符尾が分割されて表示されます。これによって、クラスターコードが分かりやすくなります。

1. 単一の符尾
2. 分割された符尾