テキストの衝突回避の有効化/無効化

衝突を回避するために個々のテキストオブジェクトを自動的に動かすかどうかを、プロジェクト全体の設定とは別に変更できます。この操作は現在のレイアウトとフレームチェーンのみに対して、もしくはすべてのレイアウトとフレームチェーンに対して行なえます。衝突回避がオフになったテキストオブジェクトは、譜表のスペーシングの自動計算の対象になりません。

補足

これらの手順はテキストフレームのテキストには適用されません。

前提

  • 浄書ツールボックスで「グラフィックの編集 (Graphic Editing)」を選択しておきます。

  • ローカルのプロパティ変更に関して、適切なプロパティ範囲を選択しておきます。

手順

  1. 浄書モードで、衝突回避を有効化/無効化するテキストオブジェクトを選択します。
  2. プロパティパネルの「テキスト (Text)」グループで「衝突を回避 (Avoid collisions)」をオンにします。
  3. 対応するチェックボックスをオン/オフにします。

結果

チェックボックスをオンにすると選択したテキストオブジェクトは衝突を回避し、オフにすると回避しません。プロパティ範囲を「ローカル (Locally)」に設定している場合、この変更は現在のレイアウトおよびフレームチェーンのみに影響します。

このプロパティをオフにすると、テキストオブジェクトはテキストの衝突回避に対するプロジェクト全体の設定に従います。

ヒント

プロジェクト全体のすべてのテキストオブジェクトに対するテキストの衝突回避は、「浄書 (Engrave)」 > 「浄書オプション (Engraving Options)」「テキスト (Text)」ページで有効化/無効化できます。