音符の演奏されるデュレーションに加えた変更の削除

個別の音符の演奏されるデュレーションに加えた変更はすべて削除できます。たとえば、再生を上書きしたあとに気が変わった場合に、音符の開始位置、長さ、およびベロシティーをデフォルトに戻せます。

再生の上書き情報を削除すると、音符位置が保持された MIDI ファイルから読み込まれた音符の開始位置および終了位置のオフセットも削除されます。

補足

現在、Dorico Pro ではノートベロシティーが表示されませんが、ノートベロシティーも MIDI ファイルから読み込まれます。記譜モードで入力した強弱記号を再生に反映させるには、再生の上書き情報を削除する必要があります。

手順

  1. ピアノロールエディターまたはドラムエディターで、演奏されるデュレーションをリセットする音符を選択します。
  2. 「再生 (Play)」 > 「再生の上書き情報をリセット (Reset Playback Overrides)」を選択します。

結果

選択した音符のデフォルトの演奏されるデュレーションに対する上書き情報がすべて削除されます。

補足

選択した音符の演奏されるデュレーションの幅が、記譜されたデュレーションと同じになります。ただし、再生を開始したり、モードを切り替えたりすると、外観がデフォルトの演奏されるデュレーションに戻ります。たとえば、音符にスタッカートが付いている場合、演奏されるデュレーションはデフォルトで記譜されたデュレーションの半分になります。