キーボードショートカット
キーボードショートカットは、一緒に押すと設定されたタスクが実行されるキーの組み合わせです。多くのキーボードショートカットはオペレーティングシステムが異なっても同じですが、中には違う場合もあるため、このガイドではそれらについて説明します。
キーボードショートカットが各オペレーティングシステムの同等の修飾キーを使用する場合、それらの修飾キーはスラッシュで区切り、最初に Windows の修飾キー、次に macOS の修飾キーを表示します。
例
[Ctrl]/[command]+[Alt/Opt]+[↓] の意味: Windows では [Ctrl]+[Alt]+[↓] を押し、macOS では [command]+[Opt]+[↓] を押します。
キーボードショートカットがオペレーティングシステムによってまったく異なる場合は、最初に Windows のキーボードショートカットを表示し、そのあとに macOS のキーボードショートカットを表示します。
例
[Ctrl] (Windows) 又は [Opt] (macOS) の意味: Windows では [Ctrl] を押し、macOS では [Opt] を押します。
Dorico では、マウスによる入力を好むユーザーと、コンピューターキーボードのみでの入力を好むユーザーの要望に応えるために、多くのアイテムを複数の方法で入力できるようになっています。このガイドは、操作の手順をシンプルにするためにキーボードを使用する方法に重点を置いています。もう 1 つの理由として、Dorico のキーボードショートカットは合理的であると同時に、テンキーを使用せず標準的なコンピューターキーボードで入力できるように設計されています。ただし、このガイドにはマウス入力の方法について触れている箇所もあります。
例
矢印キーを押すと楽譜領域内を移動できます。[Alt/Opt] と矢印キーを一緒に押すと、記譜モードでは音符や記譜記号のリズム上の位置が移動し、浄書モードでは表示位置がわずかに移動します。たとえば、[Alt/Opt]+[↑]/[Alt/Opt]+[↓] を押すと、音符が上下に 1 度ずつ移調されます。さらに [Ctrl]/[command] も一緒に押すと、音符やアイテムの移動幅が大きくなります。たとえば、[Ctrl]/[command]+[Alt/Opt]+[↑]/[Ctrl]/[command]+[Alt/Opt]+[↓] を押すと音符がオクターブ単位で上下に移調されます。