最後の組段の両端揃え (水平方向) の変更

フローの最後の組段を常にフレームの幅全体に広げるか、特定のフレーム使用率のしきい値を超えた場合にのみそうするかをレイアウトごとに個別に変更できます。Dorico Elements の初期設定では、フローの最後の組段は、フレームの幅全体に占める割合が 50% を超えた場合のみ両端揃えが適用されます。

手順

  1. [Ctrl]/[command]+[Shift]+[L] を押して「レイアウトオプション (Layout Options)」を開きます。
  2. フローの最後の組段の両端揃えを変更するレイアウトを「レイアウト (Layouts)」リストから選択します。

    初期設定では、楽譜領域で選択されているものと同じレイアウトが選択された状態のダイアログが表示されます。他のレイアウトを選択するには、アクションバーの選択オプションを使用するか、複数のレイアウトをまたぐようにクリックしてドラッグするか、[Shift] を押しながら隣接するレイアウトをクリックするか、[Ctrl]/[command] を押しながら個々のレイアウトをクリックします。

  3. カテゴリーリストの「音符のスペーシング (Note Spacing)」をクリックします。
  4. 以下のいずれかの操作を行なって、フローの最後の組段の両端揃えを変更します。
    • 常にフローの最後の組段を両端揃えにするには、「フローの最後の組段に両端揃えを適用 [n] % 以上の場合 (Only justify final system in flow when more than [n] % full)」をオフにします。

    • 最後の組段が全体の何 % を超えたら両端揃えを適用するかを変更するには、「フローの最後の組段に両端揃えを適用 [n] % 以上の場合 (Only justify final system in flow when more than [n] % full)」の値を変更します。

  5. 「適用 (Apply)」をクリックしてから「閉じる (Close)」をクリックします。

結果

選択したレイアウトのフローの最後の組段の自動両端揃えが変更されます。

ヒント

組段の開始位置/終了位置を変更することで、デフォルト設定とは別に、個々の組段の幅を変更することもできます。

1. フレーム使用率のしきい値に満たない最後の組段 (調整前)
2. 最後の組段を調整した状態