リピートのポップオーバー

以下の表は、さまざまなトレモロ、小節リピート記号、スラッシュ符頭領域、リピートマーカー、リピート括弧を入力するのに、リピートのポップオーバーで使用できるエントリーの例です。

記譜モードでは、アイテムの選択時またはキャレットの有効時に以下のいずれかの操作を行なって、リピートのポップオーバーを開くことができます。

  • [Shift]+[R] を押します。

  • 既存のリピートマーカー、スラッシュ領域、または小節リピート記号を選択して [Return] を押します。

  • 「記譜 (Write)」 > 「リピートを作成 (Create Repeat)」を選択します。

ポップオーバーの左側に表示されたアイコンが、ウィンドウの右側にある記譜記号ツールボックスの対応するボタンと一致します。

図: エントリーの例が入力されたリピートのポップオーバー

図: 記譜ツールボックスの「反復記号 (Repeat Structures)」ボタン


表 1. リピート括弧

リピート括弧のタイプ

ポップオーバーエントリー

リピート括弧全体

「end」または「ending」

追加のリピート括弧セグメント

add



表 2. リピートマーカー

リピートマーカーのタイプ

ポップオーバーエントリー

D.C.

「dc」「D.C.」「da capo」など

D.C. al Fine

「dcalf」「DC al Fine」「D.C. al Fine」など

D.C. al Coda

「dcalc」「DC al Coda」「D.C. al Coda」など

D.S.

「ds」「D.S.」「dal segno」など

D.S. al Fine

「dsalf」「DS al Fine」「D.S. al Fine」など

D.S. al Coda

「dsalc」「DS al Coda」「D.S. al Coda」など

to Coda

「toc」「tc」「to coda」「To Coda」など

Segno

「s」「seg」「segno」など

Fine

「f」「fin」「fine」など

Coda

「c」「co」「coda」など


このリストには、リピートマーカーのすべてのエントリーが含まれているわけではありません。リピートのポップオーバーは柔軟で、入力したいリピートマーカータイプの適当なバージョンや略語を入力すれば、ほとんどの場合認識されます。


表 3. 単音のトレモロ

トレモロのタイプ

ポップオーバーエントリー

1 ストローク

「/」「\」、または「1」

2 ストローク

「//」「\\」、または「2」

3 ストローク

「///」「\\\」、または「3」

4 ストローク

「////」「\\\\」、または「4」

符尾上の Z マーク (バズロール)

「z」または「zonstem」

すべてのトレモロを削除

「0」または「clear」



表 4. 重音のトレモロ

トレモロのタイプ

ポップオーバーエントリー

1 ストローク

「/2」「\2」、または「12」

2 ストローク

「//2」「\\2」、または「22」

3 ストローク

「///2」「\\\2」、または「32」

4 ストローク

「////2」「\\\\2」、または「42」

符尾上の Z マーク (バズロール)

「z」または「zonstem」

すべてのトレモロを削除

「0」または「clear」



表 5. スラッシュ領域

スラッシュ領域

ポップオーバーエントリー

新規スラッシュ領域

slash



表 6. 小節リピート記号

小節リピート記号のタイプ

ポップオーバーエントリー

1 小節リピート

「%」または「%1」

2 小節リピート

%2

4 小節リピート

%4

1 小節リピート、2 小節ごとにグループ化

%1,2

1 小節リピート、4 小節ごとにグループ化

%1,4

2 小節リピート、2 小節ごとにグループ化

%2,2

4 小節リピート、4 小節ごとにグループ化

%4,4