スウィング再生

スウィングとは、音価の等しい音符が一定のパターンで長くまたは短く再生される演奏スタイルです。一般的に、2 つの 8 分音符が 4 分音符の 3 連符とそれに続く 8 分音符の 3 連符として演奏されます。

図: シンプルなストレート記譜でのスウィングフレーズ

図: 2:1 スウィングでの同じスウィングフレーズ

スウィング再生により、たとえ 2 つめの 8 分音符が 16 分音符 2 つに分割されても、シンプルな記譜を保ったまま、不統一なリズムで楽譜を再生できます。Dorico Elements では、スウィング再生を、特定のセクションまたは個別のインストゥルメントにのみ適用できます。

学術研究に基づいてミュージシャンがスウィングをレンダリングした結果、Dorico Elements のスウィングパターンはデフォルトでテンポに依存しています。つまり、遅いテンポではスウィングがより強調され、速いテンポではよりストレートに感じられます。

補足

現在、Dorico Elements では、8 分音符のスウィング再生にのみ対応しています。16 分音符のスウィング再生は、将来のバージョンにおいて予定されています。