ページ番号

ページ番号はそれぞれのページに一意の番号を与え、他ページに対する相対的な位置を示すために使用されます。スコアおよびパート譜は、新聞や書籍と同様、ページ番号を使用して楽譜の正しい並び順を維持します。

Dorico Elements では 1 つのプロジェクトに複数のフローを使用できるため、ほとんどの場合手動でページ番号を変更する必要はありません。ただし、1 つの楽曲を複数のファイルに分ける場合は、楽章から楽章へページ番号が切れ目なく続くようにするためにページ番号を確認する必要があります。

このような場合、デフォルトのページ番号を変更します。たとえば、スコアにおいて、楽譜の開始ページの前に前付けの 4 ページを置きつつ、楽譜の開始ページを 1 ページめと表示させる場合、楽譜の開始ページにページ番号の変更を挿入できます。

Dorico Elements ではページ番号はレイアウト固有であり、ページ番号はレイアウトごとに他のレイアウトから独立して変更できます。たとえば、スコアではページ番号を変更しながら、パート譜ではデフォルトのページ番号を表示できます。

Dorico Elements ではページ番号をトークンで表示します。

補足

ページ番号を表示させるすべてのページには、ページ番号のトークンを含むテキストフレームが必要です。

デフォルトのマスターページには、ページ番号のトークンが入ったテキストフレームが置かれています。マスターページエディターではページ番号のテキストフレームの位置を変更できます。これによりこのマスターページを使用するすべてのページでページ番号の位置が変更されます。また個々のページでも、ページ番号のテキストフレームを移動できます。

またレイアウトごとに、ページ番号の表示に使用される数字のタイプも変更できます。たとえば、前付けにはローマ数字を使用し、楽譜ページにはアラビア数字を使用する場合、ページ番号と同時に数字の種類も変更できます。