レイアウト

ページサイズ、余白、譜表サイズなど、1 つ以上のフローにある 1 人以上のプレーヤーの楽譜をどのように表示するかを定義します。

レイアウトでは、ページレイアウトおよび浄書のルールに従って、フローなどの音楽コンテンツを組み合わせることができます。1 つ以上のフローから、1 人以上のプレーヤーのレイアウトを選択できます。レイアウトを使用して、ページ番号付きの記譜を作成し、印刷したりさまざまな形式へ書き出したりできます。

複数のプレーヤーが存在するアンサンブルの一般的なプロジェクトには、複数のレイアウトが含まれます。たとえば、3 つの楽章で構成される弦楽四重奏の楽譜には、4 人のソロプレーヤー (バイオリン 2 人、ヴィオラ 1 人、チェロ 1 人) および 3 つのフロー (各楽章に 1 つずつ) が含まれます。このようなプロジェクトに必要なレイアウトは以下の 5 つです。

  • 個々のパート (ソロプレーヤー) の 3 つのフローすべての楽譜を含むレイアウト 4 つ

  • フルスコア (3 つのフローすべて、4 人のプレーヤーすべての楽譜) を含むレイアウト 1 つ

各レイアウトでは、譜表サイズ、音符のスペーシング、組段の形式を含む、楽譜の外観に関するあらゆる側面を個別に制御できます。

レイアウトはそれぞれ、ページサイズ、余白、全ページに表示されるヘッダー、フッターなどの個別のページレイアウトプロパティを持つ場合があります。これらをマスターページとして定義すると、レイアウト内の左ページまたは右ページ、1ページ目または最終ページなど、特定のページにレイアウトを自由に適用できます。フローフレームでは、各ページで楽譜を表示する位置を定義できます。DTP アプリケーションで、テキストフローがテキスト枠に割り当てられるのと同じように、各フローフレームには、1 つ以上のフローが割り当てられます。また、Dorico には、序文、論評、歌詞ブロックなど、テキストブロックを表示するためのテキストフレームがあります。

Dorico のページレイアウト機能では、複数のフローフレームとテキストフレームを同じページに割り当てることができます。これにより、同じページ上の複数のフローから楽譜を組み合わせることができます。