ヒント: いくつの声部が必要ですか?

  • 声楽曲のためのスコアを作成している場合には、各音域に対して1つの声部が必要になります。

  • たとえばピアノ譜などで、重複する音符の問題を解決するために多声部化機能が使用されることがあります。この場合、2 つの音符が重複するたびに、2 つの声部が必要になります。3つの音符が重複する場合には、3つの声部が必要です。したがって、「最悪のケース」 (譜表内の重複する音符の最高数) を確認し、それに応じて声部を増やす必要があります。スコアの作成を開始する時点ではいくつの声部が必要か分からなくても心配する必要はありません。声部はあとで追加できます。

  • 上の譜表の第1と第2声部、下の譜表の第5と第6声部は、特別な声部です。これらは「画像的衝突」 (ピッチ間隔の狭い音符、あまりにも接近しすぎる臨時記号など) を自動的に処理しますが、他の声部はそれを行ないません。つねにこれらの声部を最初に使用してください。

一例を示します。下図の場合には、3つの声部が必要です。最も低い音符が、メロディとコードの両方に重複しています。最低音の音符は、コードと同一声部を共有することはできません。コードもメロディーと重複しています。メロディーもコードと同一声部を共有することはできません。