ハードウェアコントロールのピックアップモードを有効にする

「ピックアップモード」を有効にすると、一度設定したクイックコントロールパラメーターを変更する際に、以前の値を誤って変えてしまうのを防ぐことができます。

ハードウェアコントロールでさまざまなトラック上のさまざまなクイックコントロールを制御する場合など、クイックコントロールの最初のパラメーター設定がハードウェアコントロールの設定と異なることが少なくありません。このような場合に、ハードウェアコントロールを動かしてパラメーターの以前の値を変更しようとすると、パラメーターがいったんゼロの位置に戻り、そこから値が変化します。つまり、そのパラメーターの以前の値は失われてしまいます。

これを回避するには、「ピックアップモード」を有効にします。ピックアップモードでは、ハードウェアコントロールを動かした場合に、コントロールがパラメーターの以前の値に達してはじめてパラメーターが変化します。つまり、コントロールは、前回設定された値の位置でパラメーターを「ピックアップ」します。

補足

この機能は、コントロールが特定の範囲を使用するハードウェアコントローラーにのみ適用されます。

手順

  1. 「デバイス (Devices)」 > 「デバイス設定 (Device Setup)」を選択します。
  2. 「デバイス (Devices)」リストで、「トラッククイックコントロール (Track Quick Controls)」または「VST クイックコントロール (VST Quick Controls)」を選択します。
  3. 「ピックアップモード (Pick-up Mode)」をオンにします。
  4. 「OK」をクリックします。