VST MultiPanner の使用
Cubase には、音源をサラウンドフィールドに視覚的に配置したり、既存のプリミックスを変更したりできる VST MultiPanner という特殊な機能が搭載されています。このプラグインは、入力チャンネルから入力されたオーディオをさまざまな割合で出力サラウンドチャンネルに振り分けます。
特定の入出力構成に VST MultiPanner を使用できるかどうかは、その構成がパンナーでマッピングできるかどうかによって決まります。SurroundPanner V5 プラグインでは、入力と出力のチャンネル構成が同じであれば、モノラルまたはステレオの入力をあらゆるサラウンド構成にマッピングおよび設定できます。入力と出力のチャンネル構成が異なる場合 (たとえば、5.1 からステレオ)、チャンネル構成のマッピングには MixConvert V6 プラグインを使用します。
すべてのパンナー機能を使用するにはプラグインパネルを開く必要がありますが、基本的なパンニング操作は以下の場所でも実行できます。
MixConsole では、サラウンドプラグインインターフェースをミニチュア化したイメージが、フェーダーの上に現れます。
このミニチュアのコントロールを直接クリック&ドラッグして、サウンドをサラウンドフィールドに移動させます。
インスペクターの「サラウンドパン (Surround Pan)」セクションに、小型サラウンドパンコントロールを表示できます。
このパンナービューでは、クリック & ドラッグによるパンニングができます。また、ソロ/ミュートと無効の状態を表わすスピーカーチャンネルアイコンが表示されます。
どの小型パンナービューでも、[Shift] キーを押しながら音源を動かすことで、細かく動かせます。これによって、微調整ができます。