「ディバージェンス (Divergence)」 コントロール

3 つのディバージェンスコントロール (「Front」、「F/R」、および「Rear」) によって、音源の配置に使用するアッテネーションカーブを、それぞれX-axis front、Y-axis (front/rear)、X-axis back 用に指定します。3 つのコントロールをすべて「0 %」にした場合は、音源をスピーカーの真上に配置すると、他方のスピーカーからは聞こえなくなります。値を高くすると、他方のスピーカーはその割合で、音源を出力します。



青色の水平と垂直のラインは、ディバージェンス設定を変更したときの効果を視覚的に表わします。

たとえば、フロントディバージェンスを使用して、観客が感じるスクリーン上のアクションからの距離を、音響的に強くできます。

  • 0% に設定すると、感覚範囲が非常に狭まります (1 箇所に集中します)。

  • 100% に設定すると、感覚範囲が非常に広がります (場所の特定が困難になります)。

補足

「Center Distribution」の値とフロントディバージェンスの値は組み合わせて使用されます。フロントディバージェンスが 100% に設定された場合、「Center Distribution」の値は影響を及ぼしません。