インスペクターの「ノートエクスプレッション (Note Expression)」セクションの設定

ノートエクスプレッションを操作できるようにするには、最初にパラメーターを設定する必要があります。これは、プロジェクトウィンドウまたはキーエディターのインスペクターにある「ノートエクスプレッション (Note Expression)」セクションで行ないます。

「ノートエクスプレッション (Note Expression)」セクションのいちばん上には、パラメーターのリストが表示されます。最初に VST 3 コントローラー、次に MIDI コントローラーが表示されます。利用できる VST 3 コントローラーは、使用するインストゥルメントによって異なります。MIDI コントローラーの設定は「MIDI コントローラー設定 (MIDI Controller Setup)」ダイアログで行なえます。

補足

多くのコントローラーを使用できる場合、スクロールバーを使ってリストを上下にスクロールする必要があります。

パラメーター名の前にアスタリスク (*) が表示されている場合、そのコントローラーにはデータが存在します。パラメーターの右側の数値により、録音用のパラメーターにマッピングされた MIDI コントローラーを指定します。



  1. コントローラーがアサインされている場合、「CC」コラムに表示されます。

  2. VST 3 コントローラー

  3. MIDI コントローラー

  4. 選択したコントローラーの設定

  5. 全般の設定

セクションの中央では、リストで選択したパラメーターを設定できます。次のオプションを使用できます。

パラメーター名とカラーの選択

パラメーター名の右側にあるカラーのボックスをクリックすると、インスペクターとノートディスプレイでそのパラメーターに使用するカラーを指定できます。また、ノートエクスプレッションカラーのセットを定義できます。

MIDI の割り当て欄とポップアップメニュー

ここでは、選択したパラメーターに割り当てる録音用の MIDI コントローラーを指定できます。ポップアップメニューから選択するか、「MIDI 検知 (MIDI Learn)」ボタンを使用できます。

「MIDI 検知 (MIDI Learn)」ボタン

選択したパラメーターに外部 MIDI コントローラーのコントロールを割り当てることができます。「MIDI 検知 (MIDI Learn)」ボタンをクリックして、外部機器のフェーダーまたはノブを操作してください。

パラメーター範囲コントロール (「最小値 (Min)」/「最大値 (Max)」)

特定の範囲のパラメーター値のみを使用したい場合、ここで値の範囲を指定できます。範囲を設定するには、最小値と最大値を変更するか、欄の下にあるスライダーを使用します。

パラメーター範囲を使用すると、特定のパラメーターに関してより細かい設定ができます。この機能は、VST 3 パラメーターの「Tuning」で特に便利です。使用する範囲を指定し、対応するデータを入力または録音してください。

「ノートエクスプレッション (Note Expression)」セクションの下部では、以下の全般的設定とパラメーターを使用できます。

MIDI を NoteExp へ (MIDI as NoteExp)

このボタンをオンにすると、入力 MIDI コントローラーはノートエクスプレッションデータとして録音されます。

チャンネルローテーション (Channel Rotation)

このオプションをオンにすると、入力された MIDI ノートとコントローラーに個別の MIDI チャンネルが割り当てられます。

重要

「チャンネルローテーション (Channel Rotation)」モードを使用するには、入力コントローラーがチャンネルローテーションに対応している必要があります。

オーバーダビング (Overdub)

このオプションをオンにすると、既存のノートエクスプレッションデータにオーバーダビングできます。

ラッチバッファー (Latch Buffer)

このボタンを使用すると、オーバーダビング録音に使用されるラッチバッファーの有効/無効を切り替えることができます。