値 1、値 2 で探す

1 つのMIDI イベントは、いくつかの値で構成されています。「値 1 (Value 1)」/「値 2 (Value 2)」に表示される内容は、イベントのタイプによって異なります。

イベントの種類

値 1 (Value 1)

値 2 (Value 2)

ノート (Notes)

ノートナンバー/ ピッチ

ノートのベロシティー

ポリプレッシャー (Poly Pressure)

押さえられるキー

キーに対して加えられたプレッシャー量

コントローラー (Controller)

数値で表示された、MIDI コントローラーのタイプ

コントロールチェンジのデータ値

プログラムチェンジ (Program Change)

プログラムチェンジナンバー

使用しない

アフタータッチ (Aftertouch)

キー全体に対して加えられたプレッシャー量

使用しない

ピッチベンド (Pitchbend)

128段階によるベンドの「ファインチューン」(常に使われるわけではありません。)

ベンド量 (普段の128段階)

VST 3 イベント (VST 3 Event)

使用しない

VST 3 イベントパラメーターの値。VST 3 イベントの値の範囲 (0.0 ~ 1.0) が MIDI の値の範囲 (0 ~ 127) に変換されます。たとえば、VST 3 イベント値 0.5 は 64 に対応します。もっと高い解像度が必要な操作では、「VST 3 値の操作 (VST 3 Value Operation)」パラメーターを使用できます。

補足

「SysEx」イベントは、「値 1 (Value 1)」や「値 2 (Value 2)」を使用しないので、上の表に含まれていません。

「値 1 (Value 1)」/「値 2 (Value 2)」は、異なるイベントでは異なる意味を持つので、たとえば「値 2 (Value 2)」 = 「64」のイベントを検索すると、「ベロシティー値が 64 のノート」と、「データ値が 64 のコントローラー」が、共に検索されます。もしその結果が意図したものではない場合、「フィルター対象 (Filter Target)」 = 「タイプ (Type)」を含む、別のフィルター条件行を追加して、どのタイプのイベントを検索するか、指定できます (下記を参照)。

重要

これは、以下に説明するように、特に音値やベロシティー値を検索するときに便利です。

「値 1 (Value 1)」/「値 2 (Value 2)」で探す一般的な手順は...

  • 「条件 (Condition)」コラムで範囲のオプション以外のものを選択した場合、「パラメーター 1 (Parameter 1)」のコラムに特定の値を設定します。

    図: この場合、ロジカルエディターは、「値 2 (Value 2)」 = 「80」以下のすべてのイベントを探します。

  • 「条件 (Condition)」コラムで「範囲内 (Inside Range)」または「範囲外 (Outside Range)」を選択した場合、その範囲は「パラメーター 1 (Parameter 1)」/「パラメーター 2 (Parameter 2)」の値で設定します。

    必ず「パラメーター 1 (Parameter 1)」の方に小さい側の値を入れてください。