バルクダンプを録音する

重要

ご使用の MIDI 機器がダンプを開始できないタイプのモデルである場合、ダンプを開始するためには、Cubase からダンプリクエスト (Dump Request) メッセージを送信する必要があります。この場合、特定のダンプリクエストメッセージ (MIDI 機器のマニュアルを参照) を、「MIDI SysEx エディター (MIDI SysEx Editor)」を使用して、MIDI トラックの初め (冒頭付近の位置) に挿入します。この準備をすることで、録音可能な状態にすると、ダンプリクエストメッセージが再生 (MIDI 機器にエコーバック) され、MIDI 機器のダンプが開始され、録音されます。

手順

「環境設定 (Preferences)」ダイアログで、「MIDI」 > 「MIDI フィルター (MIDI Filter)」を選択します。
「録音 (Record)」セクションで「SysEx」チェックボックスをオフにして、SysEx データの録音がフィルターされないようにします。
この設定により、「SysEx」メッセージは録音されますが、MIDI 機器への「エコーバック」は回避されます。ただし、これにより予期できないエラーを生じる可能性があります。
MIDI トラックを録音可能な状態にして、MIDI 機器のフロントパネルなどで、ダンプ (送信) を開始します。
録音が終わったら、作成されたパートを選択し、「MIDI」 > 「リストエディター (List Editor)」を開きます。
ここで、MIDI 機器の「SysEx」ダンプが、録音されていることが確認できます。イベントリストには、1 つ、あるいは複数の「SysEx」イベントがあるでしょう。