MIDI 録音の復帰

Cubase では、コントローラーデータを含め、停止モードまたは再生中にキャプチャーされた MIDI データを復帰できます。

MIDI データは非録音時の記録用バッファーに保存され、選択した MIDI トラックに MIDI パートとして挿入できます。

このバッファーには、最大で 10000 個の MIDI イベントがキャプチャーされます。これは、約 2 分 30 秒の MIDI 録音に相当します。ただし、ROLI Seaboard のように大量の MIDI コントローラーイベントを生成するキーボードを使用している場合は、この時間が 20 秒程度になります。

補足

「環境設定 (Preferences)」ダイアログの「録音 - MIDI (Record - MIDI)」ページで、「非録音時の記録用バッファーサイズ (Retrospective Record Buffer Size)」を指定できます。

バッファーがいっぱいになると、最初にキャプチャーされた MIDI イベントが新しいイベントで置き換えられます。バッファー内の MIDI イベントは、以下の場合にも置き換えられます。

  • 非録音時の MIDI 入力データをトラックに挿入したあと、停止モードまたは再生中に新しいイベントを演奏した場合。

  • 停止モードで MIDI ノートを演奏し、30 秒以上経ってから停止モードでさらに MIDI イベントを演奏した場合。

補足

バッファーを手動で空にすることもできます。