Arpache 5

一般的なアルペジエーターは、コードを入力として受け取り、ユーザーが指定した再生の順序とそのスピードに従い、コードの各ノートを分散して再生を行ないます。


 

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付属




「Play Order」ボタン

アルペジオノートの再生順序を選択できます。「User」を選択した場合、ダイアログ下部に表示された 12 のプレイオーダースロットを使用して再生の順序を手動で設定できます。

Step Size

アルペジオのスピードを、プロジェクトテンポに対する相対的なノート値で設定します。たとえば「16」に設定すると、アルペジオは 16 分音符のパターンとなります。

Length

アルペジオノートの長さを、プロジェクトテンポに対する相対的なノート値で設定します。

  • スタッカートのアルペジオを作成するには、「Length」「Step Size」よりも小さい値を設定します。

  • 互いに重なり合ったアルペジオノートを作成するには、「Length」「Step Size」よりも大きい値を設定します。

Key Range

アルペジオノートの範囲を、演奏された最低キーからの半音数単位で設定します。これは、次のように動作します。

  • 演奏されたノートが範囲外となると、範囲内となるようオクターブ単位で移調されます。

  • 範囲が 1 オクターブ以上の場合、演奏されたノートをオクターブで移調したコピーが、アルペジオに追加されていきます (範囲内である限り何オクターブにもわたります)。

プレイオーダースロット


「User」プレイモードを選択すると、これらのスロットを使って、アルペジオノートの再生順序を手動で指定できます。各スロットは、アルペジオパターン内の各ポジションに対応します。各スロットで数字を選択し、そのポジションでどのノートが再生されるかを指定します。数字は、演奏されるキーが最低のキーから何番目かという数に対応します。

たとえば、C3 - E3 - G3 (C メジャーコード) を演奏した場合、C3 = 1、E3 = 2、G3 = 3 となります。

補足

なお、複数のスロットで同じ数字を使用できます。つまり、標準のプレイモードでは不可能なアルペジオパターンを作成できます。設定は、いちばん左のスロットから始め、順に右のスロットへ進む必要があります。

MIDI Thru

このボタンをオンにすると、演奏したノートがプラグインを通過し、アルペジオのノートと一緒に出力されます。