「Automatic」モードをオフライン処理として使用して Doppler エフェクトを作成する

Doppler エフェクトをオフライン処理として作成するには、プラグインを「Automatic」モードで使用する必要があります。このモードでは、音の変化がプロジェクトカーソルにリンクされます。これにより、特定の位置を設定して Doppler エフェクトがかかったパッセージを作成できます。

前提

  • たとえば通り過ぎる車など、聞き手の前を通る音源のビデオトラックやオーディオトラックをプロジェクトに読み込み、トラック上のそのオーディオイベントを選択しておきます。

  • オーディオトラックの移動開始位置と移動終了位置の間に複数のイベントが含まれている場合、これらのイベントを 1 つの連続するイベントに変換しておきます。

  • 「ビデオプレーヤー (Video Player)」ウィンドウを開いておきます。

  • ダイレクトオフラインプロセシングウィンドウで、「自動適用 (Auto Apply)」をオンにしておきます。

  • Doppler プラグインをオフライン処理として追加しておきます。

  • プラグインパネルで「Automatic」モードをオンにしておきます。

手順

  1. 必要に応じて、「Panning Direction」をクリックして音源が移動する方向を設定します。
  2. トランスポートパネルで再生を開始します。
  3. 音源の移動を開始するタイムポジションで「Set Start Position」をクリックします。
  4. ピッチの変化の開始位置を調節する場合は「Set Transition Start Position」をクリックします。

    この手順をスキップした場合、変化の開始位置はデフォルト値に設定されます。

  5. 音源が聞き手を通り過ぎるタイムポジションで「Set Listener Position」をクリックします。
  6. 音源の移動が終了するタイムポジションで「Set End Position」をクリックします。
  7. 開始位置、変化の開始位置、聞き手の位置、終了位置を微調整するには、対応するタイムコードの上にポインターを合わせてマウスホイールを動かします。
  8. 「Locate」をクリックして左右のロケーターを定義した開始位置と終了位置に設定し、プロジェクトカーソルを開始位置に動かします。

結果

Doppler パッセージのオーディオにエフェクトが反映されます。

作成したエフェクトを試聴するには、左右のロケーターの間の範囲を再生します。

手順終了後の項目

「Parameters」セクションと「Panorama」セクションで、エフェクトが期待通りになるまでパラメーター設定を調節します。これらのパラメーターを変更すると、オーディオにすぐに反映されます。