Insert エフェクトをフリーズする

オーディオトラックとその Insert エフェクトをフリーズすると、CPU の負荷を軽減できます。ただし、フリーズされたトラックはロックされます。つまり、トラックをフリーズすると、Insert エフェクトの編集、削除、追加ができません。

前提

トラックの設定をすべて完了させ、それ以上編集の必要がない状態にしておきます。

手順

  1. フリーズしたいオーディオトラックのインスペクターで、「オーディオチャンネルをフリーズ (Freeze Audio Channel)」をクリックします。
  2. 「チャンネルのフリーズオプション (Freeze Channel Options)」ダイアログで、「テールサイズ (Tail Size)」を秒単位で設定します。

    テールタイムはレンダリングされたファイルの最後に追加の時間を設定するものです。この処理により、リバーブやディレイ成分が途切れないように自然にフェードアウトします。

結果

このトラックの出力 (すべてのプリフェーダーの Insert エフェクトを含む) をレンダリングし、1 つのオーディオファイルを作成します。

補足

Cubase Elements のみ: ポストフェーダーの Insert はフリーズできません。

フリーズしたオーディオトラックは、次の場所の「フリーズ (Freeze)」フォルダーに保存されます。

  • Windows: プロジェクトフォルダー内

  • Mac OS: ユーザー/ドキュメント (User/Documents)

MixConsole では、フリーズしたオーディオチャンネルには、チャンネル名の上に「雪の結晶」のマークが表示されます。レベルとパン、EQ 設定とエフェクト Send は引き続き調節できます。

タスク終了後の項目

トラックのフリーズを解除するには、「フリーズ (Freeze)」を再度クリックします。